ダイビングは泳げない人もできる!上達と楽しむための基本ポイント
更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2020.01.31.Fri目次
ダイビングには、海の中を優雅に泳ぎながら楽しむというイメージがあります。そのため、泳げない人のなかにはダイビングは無理だろうと最初からあきらめてしまう人もいるようです。
しかし実は、ダイビングは泳げない人でも楽しめるものです。その理由や上達方法などをご紹介します。
結論、ダイビングは泳げなくてもできる!
結論からいうと、泳げない人でも体験ダイビング程度ならじゅうぶん楽しめます。その理由をご紹介しましょう。
体験ダイビングは1人で泳ぐわけではないので安心感も高い
一口にダイビングといっても、体験ダイビングからライセンスを取得できる程度まで、レベルの幅はさまざまです。
ライセンス取得レベルでは、ダイビング中にトラブルがあっても自力で泳いで生還できるだけのスキルが求められるため、まったく泳げない状態では難しい部分もあります。
しかし体験ダイビングなら常にインストラクターがついており、充実した装備で安全に対する万全の配慮がほどこされています。泳げない人でも問題なくダイビングを楽しめるようになっているのです。もしトラブルなどが発生した場合でも、1人でパニックに陥る心配はありません。
泳げる・泳げないは関係ない!カナヅチはむしろ体験ダイビング向き
全く泳げない正真正銘のカナヅチなのでダイビングは怖い、と思う人も少なくありませんが、ウェットスーツなどを着れば水着の状態よりも浮力がつきますので、安心感は高まります。全く動かなくても、インストラクターに身を任せるだけで安全に浮き沈みができるのです。
また、泳げないからこそインストラクターからあまり離れようとしないという行動は、実はインストラクターにとってもありがたいことでもあります。逆にあまりに泳ぎがうますぎるような人は、インストラクターの指示よりも先に行きたがり、行方が分からなくなってしまうというトラブルが起きるリスクが高くなりがちです。
体験ダイビングなら浮くことができなくてもOK
泳げない人にとって特に怖いのは「浮くことができず沈んでしまう」「息継ぎできない」ということですが、ダイビングはそもそも水中に沈んでから楽しむものですし、水中でも呼吸ができるタンクがあるので息継ぎをがんばる必要はありません。水上に浮かぶタイミングになれば、インストラクターが水上まで連れて行ってくれます。
つまり、体験ダイビングならカナヅチの人が苦手とする部分を克服しなくてもそれなりに楽しめるのです。
潜れない人もまずは足の着くところでいろいろ対策を試せる
ダイビングの場合は泳げないことよりも潜れないことのほうが問題になります。泳げなくともインストラクターはサポートできますが、潜ることに対する恐怖心が強い場合、インストラクターがずっと引っ張って潜っていくというのも無理があります。
この場合は、足の着くところで口呼吸の練習をしたり、空気抜きをしたり、ウエイトの量を増やしてみたりといろいろな工夫・対策ができます。じゅうぶんに練習をしたうえで潜ることにチャレンジできるので安心です。
ダイビングを楽しむための基本ポイントは姿勢と視線
カナヅチでも体験ダイビングを楽しむためには、姿勢のバランスを取ることと、視線を下だけでなく前や横などあらゆる方向に向けることが大切です。
まず、姿勢のバランスについては、肺の中の空気を全部吐き出すようなつもりで息を吐きながら沈んでいってうつぶせ姿勢になり、さらに背中のタンクを背中の中央部分にキープするよう意識してバランス取りをします。
視線はどうしても下に向きがちですが、顔を上げてより広い範囲を見渡せるようにしましょう。下だけを向いている状態と、顔を上げて広い範囲を見渡したときとでは、目に映る風景の充実度がまるで違いますので、楽しみの度合いも変わります。
ダイビングを上達させるためのコツ
泳げないけれど少しでもダイビングを上達させたいという人は、まずは先ほどご紹介した水中でのうつぶせ状態を作ってから、手を使ってハイハイするような形で水底を進むようにするところから始めてみるとよいでしょう。プールや浅い砂地で練習すれば、環境を傷つけずに安心です。
この動きに慣れたら脚を伸ばしてゆっくりとバタ足の動きも加え、バタ足をしながらも体の上下左右のバランスを取りながら前に進んでいきます。
慣れてきたら水底から手を離して、バタ足で普通に泳いでみることにもチャレンジするといいでしょう。そうして少しずつ泳げるようになってきたら、ライセンス取得を目指してダイビングを楽しむ幅を大きく広げていくことも可能です。
泳げなくても大丈夫!今こそ体験ダイビングにチャレンジ
体験ダイビングを楽しむ程度であれば、まったく泳げない人でも問題なく楽しめます。インストラクターのサポートや充実の装備などがありますので、安心してダイビングにチャレンジしてみましょう。
カナヅチでも潜ることに慣れ、少しずつ泳げるようになってきたら、ライセンス取得にチャレンジすることも可能です。