ダイビングでも日焼けはする?全身抜かりのない紫外線対策法を解説!
更新日:2024.09.11.Wed   投稿日:2024.04.09.Tue目次
ダイビングでも日焼けはする?
ダイビング中は海の中に潜っている時間のほうが圧倒的に長いので、日焼け対策は必要ないと考えている人もいるかもしれません。しかし、ダイビングをするときは海に潜っていない時間もわりと長くあります。そのうえ、実は紫外線は海中にもしっかり届いています。そのため、ダイビングをするときに日焼け対策は欠かせません。
なかには「日焼けをしたいから日焼け対策はしていない」という人もいますが、日焼け止めを塗らずにダイビングをすると、一日中紫外線を浴び続けていることになります。最悪の場合、低温やけどの状態になり水ぶくれができてしまうこともあるため、日焼けをしたい場合でも、しっかりと紫外線対策をしておくことは大切です。
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※この記事は2020年4月に公開されたものを随時更新しています。
ダイビングでの日焼け対策
ダイビングをするときは、どのような日焼け対策をしておけばよいのでしょうか。以下では3つの日焼け対策を紹介します。
日焼け止めを塗る
定番ですが重要なのは、塗るタイプの日焼け止めを使うことです。意外に休憩中はウェットスーツを脱いでいる時間も長いので、ウェットスーツで隠れている部分にもしっかりと日焼け止めを塗っておくことが大切です。
また、日焼け止めが海の中で流れてしまうと環境破壊になってしまいますし、せっかく塗った日焼け止めの意味もなくなってしまいますから、必ずウォータープルーフタイプのものを選びましょう。スポーツタイプのものはウォータープルーフタイプのもののなかでも特に強力です。
ただ、マスクに日焼け止めがつくと曇りの原因になりますので、塗るときや装着するときには注意しましょう。もしついてしまったら、中性洗剤を使えば綺麗に洗い流せます。
また、サプリメントになっている飲むタイプの日焼け止めもあります。
日焼け止めが海の中で流れ出してしまうと、たった1滴でもサンゴ礁に悪影響だと言われています。「海に優しい」「サンゴに優しい」「リーフセーフ」などが記載されており、有害物質が入っていない海に優しい日焼け止めを選びましょう。
海洋環境に配慮した日焼け止めであれば、パラオやハワイといった日焼け止めに規制がある国にも、持ち込むことができます。
また海に優しい日焼け止め=人に優しい成分がほとんどで、種類によっては赤ちゃんにも使用が可能、石けんやぬるま湯で簡単に落とすことができる優れものばかりです。
ラッシュガードにダイビングスーツを重ね着する
薄い素材で作られているラッシュガードをダイビングスーツの下に重ね着することでも、紫外線対策ができます。ラッシュガードは普通の服と比べて、紫外線をカットする効果が高いとされています。
ダイビングスーツのインナーとしておすすめしたいラッシュガードは、プルオーバータイプのラッシュガードです。UV加工が施されているものを選びましょう。ただ、いくらUV加工がされているものでも、長年使っているとUV加工の効果が落ちてしまいますので、定期的に買い換えることをおすすめします。
せっかくラッシュガードを着るなら、潜る直前ではなくボートに乗る前に着ておきましょう。
ラッシュパーカーを羽織る
ダイビングが初めての方や初心者ダイバーの方の中には、ラッシュガード?ラッシュパーカー?と違いがよくわからない方もいると思います。
簡単にいうと、
- ラッシュガード → ウェットスーツの下に着用する。もしくは単体で使用する
- ラッシュパーカー → ウェットスーツを着る前や脱いだ後に羽織る
ラッシュパーカーはウェットスーツの下に着用したり、それ自体で泳いだりという仕様ではありません。
体にピッタリと着用するラッシュガードと逆にゆったり着用するので、圧迫感がなく船の上やビーチでの日焼け対策に適しています。
また、パーカーにはフードがついているので、頭部や首回りの日焼け対策にもなります。
南の島だとラッシュパーカーでお散歩や買い物をしている方もよく見かけるほど、洋服感覚で着用できる日焼け対策です。ラッシュガード同様に水に濡れててもすぐ乾く素材なので、突然の雨が多い南国で重宝します。
帽子やサングラスを着用する
車から船までのちょっとした移動や短時間の待ち時間でも日焼けはしてしまいます。日焼け止めも大切ですが、顔や首の日焼けは帽子をかぶって対策しましょう。
ラッシュガードやラッシュパーカーと同じように、水に濡れてもよい生地のハットがサーフショップなどで販売されているのでおすすめです。
また、船の上やビーチに屋根がある環境だとしても、水面や砂浜の照り返しはとても強いです。
直接見ていないとしても、目を開けている限り、あなたの目は紫外線に晒されている状態なので、特に海遊び時はサングラスの着用をおすすめします。
ちなみに、マリンアクティビティグッズとして海で失くさないようにサングラス専用のアクセサリーや、海に落ちても沈んでしまわないようにサングラス用の浮き具があるので、サングラス用の小物選びも、ぜひ楽しんでくださいね。
UV加工されたダイビングマスクをする
肌を紫外線から守ることを意識している人でも、意外と忘れがちなのが目の日焼けです。日焼けをするのは肌だけではありません。紫外線は目にもダメージを与えていて、ひどい場合は角膜が炎症を起こしてしまい、目がしみるような強い痛みを感じることもあります。
特に日本人は顔の彫りが比較的深くなく、欧米人に比べると約1.66倍も紫外線を浴びているという研究結果も出ています。ダイビングに必須の器具であるダイビングマスクは、UV加工されたものを選びましょう。
日焼け後のアフターケア
しっかり紫外線対策をしていたつもりでも、日焼け止めが取れたり、塗り残しがあったりして日焼けしてしまうことがあります。そんなときは、アフターケアを忘れないようにしましょう。
日焼けした箇所を冷却する
日焼けしてしまった箇所というのは、手で触ると熱を持っていることがわかります。アイスバッグや冷やしたタオル、アロエ成分が配合された冷却ジェルなどを使って、まずは焼けてしまった場所を冷却して、しっかり熱を取りましょう。
保湿する
しっかり冷却したら、今度は保湿が必要です。日焼けした肌は水分がなくなっている状態なので、そのままにしておくと乾燥してしまい、皮が剥けてしまいます。肌を綺麗に保つためにも保湿は欠かせません。帰宅したら、ボディーローションや化粧水でしっかり保湿しましょう。また、保湿したら水分が蒸発しないように、ボディークリームなどで肌にふたをしておくことも大切です。
体の内側からもケア
冷却と保湿で体の外側からの日焼けケアだけでなく、体の内側からケアしておくことも大切です。日焼けでダメージを受けた肌を再生させるためには、ビタミンAやビタミンCが重要だと考えられています。野菜やフルーツで十分なビタミンが取れない場合は、サプリメントで補うとよいでしょう。また肌細胞を作るために、タンパク質を摂取することも大切です。
万全な日焼け対策でダイビングをエンジョイ!
ダイビングを楽しむことはもちろん大切ですが、日焼け対策が不十分なために後から痛みや体の不調が続くことになってしまうのは避けたいものです。旅先でダイビングを長く楽しむためにも、今回紹介した方法を参考にしながら、しっかり日焼け・紫外線対策を行いましょう。
そして、日焼け止めを購入する際には環境に配慮した「サンゴに優しい日焼け止め」を選びましょう。ダイビングスクールマレアは、各店舗に女性インストラクターが在籍しており、海に潜る時のお肌や髪の毛のトラブル、持っていくもの、着ていくものなど、女性目線のアドバイズが可能です。
ダイビングを始める時に気になることがあれば、なんでも相談してください。
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