ダイビング初心者は要確認!ウェットスーツはいつ買えばいい?
更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2020.05.07.Thu目次
ダイビングを始めた方が悩みがちなのが、ウェットスーツを買うタイミングです。ウェットスーツはオールシーズンで使えるわけではなく、寒い時期はより防寒性の高いスーツを使用します。レンタルではなく、自分用のスーツを購入する方は、買うタイミングに注意が必要です。ウェットスーツの選び方にはコツがあります。ダイビング中の快適さや運動性能、体の可動域などに影響するため、購入前にポイントをおさえましょう。レンタルスーツが体に合わない方や、本格的にダイビングを始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
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ダイビング用ウェットスーツを着る時期は?水温が高い春から秋がベストシーズン
ダイビング用のスーツは、シーズンによって種類が異なります。ウェットスーツのベストシーズンは、水温が高い春から秋までの期間です。ウェットスーツは耐水性に優れていますが、わずかな量の水が浸透します。水分が膜のように全身を覆い、体温を維持する働きをします。そのため、水温が極端に下がる冬場に適した器材ではありません。もし、ダイビング中に肌寒さを感じたら、防寒性に優れたドライスーツに切り替えましょう。ドライスーツはスーツの下に衣服を着ることができるため、水温が低い海中でも体温が下がりません。
ウェットスーツとドライスーツを使い分ける目安は、水温が20度に達しているかどうかです。春先や秋口でも場所によって水温が20度を下回るケースがあります。シーズナリティを意識しつつ、適切にスーツを使い分けましょう。
ウェットスーツはいつ買えばいい?ダイビングを楽しむシーズンに合わせよう
ダイビング用の器材を買うとき、気になるのが「いつ買えばよいか」です。ウェットスーツはシーズナリティがある器材なので、水温が高い春から秋に使用することを想定し、シーズンに間に合うよう購入しましょう。ダイビング自体はレンタルでも楽しめますが、既製品では体にフィットしづらいと感じたり、暑さ・寒さ・苦しさなどを感じたりしたら、フルオーダーのウェットスーツがあると便利です。ただし、フルオーダーだと入手まで時間がかかるため、春から秋までのシーズンに間に合うよう、余裕を持って注文しましょう。シーズナリティさえあっていれば、ウェットスーツはいつ買っても問題ありません。欲しくなったときが買いどきですので、予算に合わせて購入を検討してください。
ウェットスーツ選びで重要な3つのポイント
ダイビング用のウェットスーツを選ぶとき、どんなポイントに気をつければよいのでしょうか。何よりも大事なのが、スーツのフィット感です。ダイビングに慣れてきたら、スーツの素材やゴムの厚さにもこだわりましょう。
スーツを着たときのフィット感がなによりも大切
ウェットスーツを選ぶ際にもっとも重要なのは、スーツを着てみたときのフィット感です。ウェットスーツの場合、スーツに水が浸透したときが本来のサイズ感であることに注意しましょう。とくに重視したいのが、首・手首・足首の「3つの首」がぴったり合っているかどうかです。首・手首・足首は水が侵入しやすいため、可能であれば実際にスーツを着けることをおすすめします。また、「胸囲」のフィット感もダイビングの快適さに直結します。身長や体重などが適正でも、サイズ表の胸囲が一回り小さい場合は注意しましょう。水中での圧迫感や息苦しさの原因となり、背中や肩周りの可動域にも影響します。
スーツの上下の組み合わせも快適さに直結
ウェットスーツには、上下一体となった「ワンピース型(フルスーツ)」と、2枚のスーツを重ね着する「ツーピース型」があります。ツーピース型の場合、上半身に着用する「ジャケット」や「ボレロ(フード付きジャケット)」と、インナーとして着る「ロングジョン(袖なし)」や「シーガル(半袖)」を組み合わせます。インナーが分厚いときつく感じ、逆にジャケットが大きすぎると保温性が低下します。自分に合った組み合わせを選びましょう。
慣れてきたらスーツの厚さと素材にこだわろう
ダイビングに慣れてきたら、スーツのゴムの厚さや、素材の種類にもこだわりましょう。ウェットスーツに使われるゴム素材の厚みは、通常2~7mmほどです。厚くなるほど保温性が高まりますが、運動性能が低下し、浮力が大きくなるためウェイトの調整が必要です。フィット感にも直結するため、自分に合った厚みを探す必要があります。また、スーツに使われるクロロプレンゴム素材の種類もポイントです。オーダースーツに多いのが、撥水性・保温性に優れた裏起毛素材で、着心地がよく、耐久性にも優れています。一方、ダイビング経験に乏しい方は、ストレッチ素材のものがおすすめです。スーツが痛みやすいものの、よく伸びるため体にフィットしているように感じられます。
自分にぴったり合ったスーツで快適なダイビングを
今回は、ダイビング用のウェットスーツを買うタイミングや、選び方のポイントを解説しました。ウェットスーツのベストシーズンは、水温が高い春から秋です。水温が20度を下回り、水が冷たく感じられるシーズンは、防寒性の高いドライスーツに切り替えましょう。ウェットスーツを選ぶ際は、水中でのフィット感が重要です。ツーピース型の場合は上下の組み合わせも要注意です。ダイビングに慣れてきたら、素材の種類や厚さにもこだわりましょう。