石垣島のダイビングスポットについて厳選23ポイントをご紹介!
更新日:2024.02.28.Wed   投稿日:2023.05.31.Wedダイビングで人気の石垣島は沖縄本島から更に飛行機で50分ほどの場所にある島で、八重山諸島と言われる島の一つです。沖縄本島、宮古島よりも南に属しているので一年を通して気候は暖かく水温も18度を下回ることはあまりありません。島の大きさは沖縄本島、西表島に次いで三番目に大きい島となっており、サンゴに囲まれ北部を中心に大きな山が多くありとても自然豊かな島です。
※この記事は2021年9月29日に公開されたものを随時更新しております。
石垣島の基本情報
石垣島は沖縄のどこにあるの?
スキューバダイビングで人気の石垣島は沖縄本島から更に飛行機で50分ほどの場所にある島で、八重山諸島の一つです。沖縄本島や宮古島よりも南に属しているので、沖縄の中でもより一年を通して気候が暖かく、水温も18度を下回ることはあまりありません。
島の大きさは沖縄本島、西表島に次いで三番目に大きい島となっており、サンゴに囲まれた北部を中心に大きな山があり、とても自然豊かな島です。
石垣島のダイビングで必要なスキルは?
石垣島でダイビングをしたいという方に、事前に練習しておくとよいスキルをお伝えするならば、やはり「中性浮力のコントロール」が一番です。
石垣島のマンタウォッチングは中層を泳ぐことが多いです。サンゴの上を泳ぐことも多いので、一定の深度を保って泳ぐことができないと、水中生物や自分の器材にダメージを与えてしまいます。
水底沿いを泳ぐことも少なくはないですが、中性浮力で中層を泳ぐことができれば、透明度の高い海をまるで空を泳いでいるような感覚で泳げ、ダイナミックな地形スポットでのダイビングもできるようになり、石垣島でのダイビングをより楽しめます。
石垣島でダイビングをする魅力は?
石垣島でダイビングをする魅力は大きく3つあります。
- 一つめは「石西礁湖」という広大なサンゴ礁です。石垣島はサンゴに囲まれた島で、エントリーした瞬間に一面に広がる色鮮やかなサンゴに圧巻されます。生物観察がメインのダイビングポイントだとしても、周りは常にサンゴで埋め尽くされているので、晴れた日の水中景色は泳いでいるだけでも癒されます。
- 二つめは独特の地形です。石垣島は魅力的な地形が少ないと思われがちですが、実は様々な地形のダイビングスポットがあります。入口が巨大なアーチになっていたり、迷路のように入り組んでいる地形や、上を見上げるとハートの形をした穴があったりと、地形ダイビングが好きな方でもきっと楽しめるでしょう。
- 三つめは出会える生き物が豊富なことです。もちろん、石垣島と言えばマンタと高確率で出会えることが1番の魅力ですが、それだけではないのです。例えば、夏は水中洞窟などの地形スポットにキンメモドキという魚が数千匹の群れで泳いでいて、まるで小さな銀河を作っているような景色を見れます。
冬は沖縄ならではの鮮やかなウミウシや、沖合や深場に行けばイソマグロやギンガメアジ、バラクーダの群れといった大物も見ることができるので、何度潜っても季節ごとに代わる石垣島の海に飽きることはないでしょう。
マンタが見られるダイビングスポット
石垣島では様々な生物が見られるとご紹介しましたが、やはり皆さんが気になるのはマンタのことでしょう。ここでは、マンタが見られるポイントや観察する上での注意点などをご紹介します。
マンタってどんな生物?
俗に言われる「マンタ」とは英名で、トビエイに分類される水中生物です。簡単に言えばエイの仲間です。
ただし、その中でも大きさは最大級で、普通のエイと違い水底に寝そべっているのではなく水面や中層を泳ぎ周りながらプランクトンを捕食します。この捕食シーンや泳いでいる時のひらひらと舞っている姿がマントのようだという意味で、マンタと名前がついたのです。
石垣島では、他の魚にクリーニングをされているシーンや、秋の交尾シーン、冬に水面に漂う大量のプランクトンを捕食するために10枚以上のマンタがグルグルと船の周りを泳いでいるシーンなどが見られます。
石垣島でマンタが見られるダイビングスポットはいくつか点在しますが、その中でも特に有名なポイントをご紹介します。
1.マンタシティポイント|川平エリア
一つめはマンタシティポイント(MCP)です。石垣島の川平と呼ばれる地名の近くにあるダイビングポイントで、体験ダイビングやシュノーケリングでも見れるような浅いところにマンタが現れるポイントです。
ここはマンタのクリーニングステーションで、水中にマンタが好む根が点在しており、そこでホバリングをして周りにいる小魚たちにクリーニングをしてもらう、名前通りのマンタが集まるスポットです。
夏にマンタを見たいとダイビングショップにリクエストしたら高確率で行くポイントです。
2.黒島|南部エリア
二つめのマンタスポットは黒島です。冬の時期になると黒島の周りに大量のプランクトンが水面に発生し、そのプランクトンを食べにマンタが現れるのです。
多い時だと15枚ほどのマンタが水面で見れるため、スキューバダイビングで水中から見上げるのではなく、水面で一緒に泳ぐのでシュノーケリングで楽しめます。
あまりにも数が多すぎて、少し手を伸ばせば触れそうな距離に近づいてくることもあるので、大型生物との距離感に圧巻されることでしょう。
3.ヨナラ水道|南部エリア
三つめのマンタスポットはヨナラ水道です。西表島と小浜島の間にあるポイントで、水深が約28mで流れが非常に強い場所なので、ドリフトダイビングで潜る上級者向けのポイントです。
レベルが高いだけあって水中の景色は圧巻されます。真っ白な砂地にいくつかの根が点在しており、そこにマンタが堂々とした佇まいで優雅に泳いでくるのです。ダイビング経験が充分なレベルであれば潜れますが、シーズンが限られます。
石垣島リピーターに一度は潜っていただきたいポイントの一つです。
4.西表島・鹿川|南部エリア
マンタシーズンは夏と秋のイメージがありますが、西表島の鹿川・中ノ瀬は春先でのマンタ遭遇が高確率で有名なダイビングポイントです。しかもマンタだけでなくバラクーダやイソマグロなどの遭遇率も高く、ワイド派ダイバーは興奮度MAX、カメラのシャッターチャンスがあり過ぎて困惑することでしょう。
比較的穏やかなポイントではありますが、ダイビングスキルは中級者以上がおすすめ。
点在するサンゴを傷つけないことはもちろん、マンタウォッチングの際に大切な中性浮力の維持、常にガイドと同じ目線であることといったスキルが重要になるためです。
しかも10枚以上のマンタやバラクーダの群れが現れる時もあるので、水中撮影につい夢中になってしまいます。そのため、ダイブコンピューターの警告音を聞き逃したり、いつの間にかマンタの根の上にいたりと、自分や周りのダイバー、マンタによくない行為を無意識にしてしまう可能性があります。大興奮する遭遇シーンがあったとしても落ち着きある行動を心がけましょう。
マンタを観察する際の注意点
マンタを観察する際には、マンタが何をされたら嫌なのかということを覚えておきましょう。ストレスを与えなければ、ずっと目の前を泳いでくれることもあります。
ここでは、マンタを見る際の注意点はどんなことなのかをお伝えしていきます。
- マンタの目線より高いところで見ないこと。基本的に水中生物は自分よりも大きく自分よりも高い位置にいる生物を警戒します。マンタも同じで、自分より高いところから近づく人間を嫌がり、マンタと同じ目線の高さで観察してしまうとすぐに逃げ出してしまいます。ダイバーによくあることなのですが、水中カメラを持って夢中になりすぎるとマンタと同じ目線まで気づかないうちに浮上してしまうことがあります。その場合、マンタが逃げてしまい一緒に潜っているダイバー全員が十分にいい写真が撮れなくなります。マンタを長く観察して写真や動画を撮りたいのであれば、下から覗き込むように見てあげればより長く見ることができ、きれいな写真も撮りやすくなります。
- マンタに泡をかけないこと。マンタの鰓(エラ)はほかの水中生物と違い、横ではなく体の裏にあります。マンタを下から見ている際に、自分の頭上を通るなんてことも当たり前のようにあります。その際に息を大きく吐いてしまうと、体や鰓に当たる泡が嫌で、すぐにそこから逃げてしまうことがあります。マンタが頭上を通る際は、できるだけ息を長く吸って観察してあげてください。ですが、どうしても呼吸が我慢ができなくなったら、無理はせずに諦めて息を吐いてリラックスしながら観察してあげてください。
- マンタが好む根には着底しない。マンタがホバリングする根は、縄張りのように好んでその場にいることが多いです。ですが、その根は一見してみるとただの岩なので、とても分かりづらいです。泳いでいる最中に気づかないで根の上に着底して写真撮影をしていることがよくあるので、ガイドやインストラクターの後ろにしっかりついていき、マンタスポットでは自由に泳ぎすぎないように気を付けましょう。
以上の三点は石垣島のダイビングショップでマンタウォッチングのルールとして共有されており、潜る前に必ずブリーフィングで説明されます。楽しくマンタを見るためにしっかりとインストラクターの説明を聞いてくださいね。
石垣島のダイビングスポットをまとめてご紹介
マンタを始め、さまざまな生物を見られる石垣島には数多くのダイビングスポットがあります。
ここからは、石垣島のダイビングスポットを場所ごとの特徴や見られる生物と共に、川平・西部・南部・北部に分けてご紹介します。
川平|石垣島の定番エリア
石垣島から最も近くでマンタを見られるエリアが「川平(かびら)」です。マンタが見られるスポットへは、石垣島市内の港から約40分で到着します。「マンタを見たいけど船酔いが心配」という方は川平から出発するダイビングショップを利用すれば10分ほどでスポットに到着します。
米原Wリーフ
川平の近隣にある「米原ビーチ」沖にある米原Wリーフは、東側と西側それぞれに複数のコースがあります。そのため、地形派やフィッシュウォッチ派など、ダイバーの好みによってさまざまな楽しみ方があり、初級者から上級者まで楽しめるスポットです。
そんな米原リーフでは、水深5〜6m付近でサンゴ礁が見られるほか、リーフ周辺ではカラフルなエビやカニなどの甲殻類、水深25m付近では美しい赤紫色のスミレナガハナダイなども見られます。
さまざまなコースがあるため、複数回訪れてコースごとに異なる生き物を見るのも楽しいですよ。
樹下美人
川平の近隣の「米原ビーチ」近くにあるスポット。水深5m付近にある樹木のような形をした大きな根からその名が付いたと言われています。
根の上ではキンギョハナダイやアカネハナゴイなどが見られ、その周辺にはミノカサゴやカスリフサカサゴ、カエルウオなどが多く生息しています。さらに、沖縄料理で見ることの多いグルクンの群れが多く見られることもあります。
吉原アーチ
石垣島の川平と荒川の間にある吉原アーチは「シードー」や「エビ穴」とも呼ばれるアーチのスポットです。潮の流れがほとんどなく、最大水深が18mとあまり深くないことから、初心者や体験ダイビングにも人気です。
吉原アーチが人気の理由は、潮の穏やかさだけではありません。リーフの切れ目やアーチから太陽光が差し込む美しい景色が神秘的で、この景色を見るためにリクエストをするダイバーも多いです。
そんな吉原アーチでは、色とりどりのサンゴやミナミハタンポやアカマツカサ、カノコイセエビなどの暗い場所を好む生物が見られます。
底地(すくじ)沖 グルクンの根
ポイント名の通り、無数のグルクンが群れをなす底地ビーチ沖の名物ポイントです。群れまくるグルクンの印象はすさまじいですが、それ以外の魅力もたくさん詰まっています。
水深10mから35mまでドンと下るドロップオフで、浮遊感たっぷり。根の上は水中のアイドルであるカクレクマノミ、壁面にミレナガハナダイ、中層にはメインのグルクンが群れをなし、深場にはスミレナガハナダイと、根の周りにはたくさんの魚群の景色が広がっています。
また、ナポレオンフィッシュやマダラトビエイなどの大物が出現することもあり、水中生物観察には見応えたっぷりなポイントです。
石垣島西部|生物の種類が豊富なエリア
西部エリアは、島の西側の名蔵湾から御神崎にかけてのエリアで、市街地からも川平からも行けます。比較的穏やかなスポットが多いため、さまざまな生物が見られ、体験ダイビングやシュノーケリング、初心者ダイバーでも楽しめます。
崎枝迷路
石垣島川平の西側にある崎枝迷路は、その名の通り迷路のような水路とホールを楽しめる地形が魅力のスポットです。
リーフが複雑に入り組んだスポットを進んでいくと大きなホールが現れ、ホールの天井から差し込む光が幻想的な景色を作ります。
入り組んだリーフにも壁面にさまざまな生物が生息しています。特にホールの周辺ではカクレクマノミ・クマノミ・ハマクマノミ・ハナビラクマノミ・セジロクマノミの5種類のクマノミが見られます。
崎枝ビッグアーチ
崎枝エリアには、地形ダイビングで有名な宮古島を彷彿とさせるようなビッグな地形ポイントがいくつかあります。その1つが崎枝ビッグアーチです。
高さ3mの巨大なアーチで、アーチ内はボート1隻入るほどの広さ。そこに幻想的な光のシャワーが降り注ぎます。迷路のような入り組んだ根もあり、水中探検を楽しめます。
水深は12〜20mと地形ダイビングとしては比較的浅く、初心者でも安心して楽しめるポイントです。
また、地形だけでなくキビナゴやキンメモドキの群れ、浅瀬にはサンゴ畑、冬から春にかけてはコブシメの産卵が見られ、ゆっくり水中生物観察が堪能できるオアシスポイントでもあります。
御神崎コーラルウェーブ
川平の西側に立つ「御神崎灯台」の南側にあるスポットです。バラの花びらのように優雅な曲線を描くリュウキュウキッカサンゴが広がるポイントです。
サンゴの周囲ではカラフルなスズメダイやハナゴイ、リーフの切れ目ではグルクンやグルクマの群れ、ウミガメやナポレオンと遭遇できます。
流れが穏やかで浅瀬のポイントなので、初心者ダイバーにもおすすめです。
屋良部崎コーナー
石垣島西部にある「屋良部崎」の沖合にあるスポットです。石垣島周辺ではなかなか見られない、まるで人が造った海底遺跡のような平たい岩盤が連なっています。
運が良ければバラクーダやイソマグロといった大型回遊魚も見られ、地形と相まって迫力満点のスポットです。ただし、流れが強くなることも多いためアドバンス以上の中級〜上級者向けです。
大崎ハナゴイリーフ
石垣島周辺で最も頻繁に潜るダイビングスポットで、この付近に止めれば一日楽しめるようなポイントです。浅場にはウミガメやチンアナゴ、カクレクマノミが見られ、深場に行けば珍しいヤシャハゼやニチリンダテハゼなどが見ることができ、初心者から上級者ダイバーまで楽しめます。
春先から夏にかけては大量のコブシメ(イカの仲間)が現れて産卵シーンを見ることができます。夏になると回遊魚の通路になり、深場を見ていると泳いでいくマンタやイソマグロの群れが現れることもあります。
石垣島南部|市街地から近いエリア
南部は石垣島市街地の沖に広がるエリアです。市街地には石垣島のダイビングショップの大半が集まっており、そこから近い南部エリアはとても賑わいがあります。
ホテルや空港、離島桟橋など交通面でも便利で、ダイビングショップだけではなく買い物スポットも多くあります。また、北風に強く冬場でも潜れるため、12月〜2月のオフシーズンでも賑わいのあるエリアです。
竹富島・リトルクリーチャーズホーム
石垣島の南西にある竹富島に位置するリトルクリーチャーズホームは、その名の通り小さな生物が多く生息するエリアです。ハゼ類に甲殻類と、さまざまな生物が見られます。
例えば、砂地ではミナミホタテウミヘビやギンガハゼが見られ、冬にはウミウシがたくさん見られます。また、岩や海藻に擬態しているハダカハオコゼやミノカサゴの幼魚が見つかることも。
流れがほとんどなく水深も10〜14m程のため、初心者ダイバーでも楽しみやすいダイビングスポットです。
竹富島・トカキンの根
トカキンは沖縄の方言で、意味はマグロ。大物が狙えるポイントです。中層にはこれでもかというほどのグルクンやツムブリの群れており、それだけでも見応えたっぷりです。
冬にはバラクーダやギンガメアジの魚群に遭遇でき、通年ワイド派にはたまらないポイントです。
ただ、水深が深く中性浮力必須のため中級者以上のポイントです。ダイビングのスキルが不安な方は予約したダイビングショップへ事前に相談してください。
黒島・仲本ケーブ
仲本ケーブは、地形好きにはたまらない洞窟ポイントですが、マクロも充実しているという二刀流ポイントです。入り口付近にはアカマツカサが群れており、奥に進むと岩の割れ目から繰り出される太陽光線、幻想的な世界に包まれます。
壁沿いにはオラウータンクラブ、イセエビ、ウミウシ、ノコギリダイ、浅場にはモンツキカエルウオ、ヒトスジギンポ、季節によっては洞窟内にホワイトチップシャークなど、ダイバーを通年飽きさせません。
洞窟は水深約10〜25mで入り口が大きく、初心者でも楽しめる洞窟です。洞窟の奥は光がない真っ暗闇もあるので、水中ライトを準備しましょう。
パナリ竜宮の根
石西礁湖のほぼ最南端に位置する新城島(あらぐすくじま)の西側に位置するスポットで、石垣港から約24km、船で約35分の場所にあります。「パナリ」とは新城島の別名です。
かつて数多くのジュゴンが生息しており「人魚の島」と称され、島全体が国立公園という自然豊かな島です。定期船が無く住民以外、個人で勝手に上陸することはできないというまさに秘境の島。手付かずの自然が残っており、美しいサンゴの海に囲まれ、透明度は八重山諸島随一と言えるでしょう。
水深7〜8m付近の真っ白な砂地にある根が竜宮城のような形をしていることから、「パナリ竜宮の根」と名付けられました。
パナリ竜宮の根付近ではカラフルなスズメダイの仲間やスカシテンジクダイの大群が見られるほか、水深2〜3m付近では真っ赤な美しいイソバナやそこに住むクダゴンベも見られます。
ここも水深が10m程度のため初心者ダイバーにもおすすめです。
パナリビッグコーナー
石西礁湖の南端に位置する新城島(パナリ)の沖に位置するスポットで、マンタの遭遇率が高いことから、新たなマンタスポットとして人気を集めています。パナリ周辺の海は数年前から多くのマンタが目撃され、希少なブラックマンタの情報もあるほどです。
また、数匹で編隊を組んでいるマンタの姿が度々目撃されていて、特にワイドのフォト派ダイバーにはたまらないポイントです。
北風に強く、冬でもダイビングを楽しむことができ、水深は5m程のため初心者ダイバーにもおすすめです。ただし、流れやうねりがある場合もあるためご注意ください。
そんなパナリビッグコーナーはマンタの遭遇率が高いだけではなく、白砂に生息するサンゴ礁なども見られます。
石垣島北部|のどかな穴場エリア
石垣島の北部は、他のエリアに比べるとダイビングショップが少ないため、夏場のオンシーズンでも比較的静かなエリアです。
手付かずのエリアも多く、自然豊かな景色が広がっています。海の透明度に影響されやすいサンゴ礁も多く見られるほか、観光スポットではヤエヤマヤシ群落などの緑に触れることもできます。
そのため、ダイバーの少ない静かなスポットでダイビングを楽しみたい方や、水中写真撮影に集中したい方におすすめのエリアです。
伊原間沖の根
石垣島北部「伊原間(いばるま)」の西にあるスポットです。伊原間沖の根は、大物に遭遇しやすいスポットとして知られており、秋口から初夏にかけてイソマグロの群れに高確率で遭遇できます。また、バラクーダやナポレオン、ロウニンアジなどを見ることができ、水深30mまで潜るとカスミチョウチョウウオやハナダイの群れも見られます。
石垣島北部で大物を狙いたいなら伊原間沖の根をリクエストしましょう。
ビッグマウンテン
石垣島北部「伊原間(いばるま)」の西にあるビッグマウンテンは、その名の通りまるで山のように大きな根がそびえ立っている人気スポットです。水深10mあたりからなだらかなスロープになり、水深15mあたりからビッグマウンテンが見えてきます。
根の周辺ではスカシテンジクダイやキンメモドキの大群が見られるほか、それらを捕食しながら共生しているユカタハタなども見られます。
伊土名ドーム
石垣島本島中北部「野底岳(のそこだけ)」の西に位置する伊土名ドームは、リーフの水深約12mにあるL字型の洞窟です。洞窟内の距離は短いため、初心者や久しぶりにダイビングをする方でも楽しめます。
伊土名ドームの魅力は晴れた日に見られる神々しい景色。大きく開いた天井から差し込む光はまさに絶景で、この神秘的な景色を見るために訪れるダイバーも少なくありません。
そんな伊土名ドームでは、冬~春にはコブシメ、夏にはキンメモドキやミナミハタンポの稚魚などが見られます。
平野インリーフ
石垣島の最北端にある美しいサンゴの群生が広がるポイントです。
透明度が高く、海の青さがとてつもなく際立つポイントで、沖合へ果てしなく延びる美しいハードコーラルはまさに圧巻。そしてチョウチョウウオやスズメダイなどの色鮮やかな魚達の舞がダイバーの心を癒します。
また、沖に行くとイソマグロなど回遊魚にも遭遇できることも。
水深は6〜20mで初心者ダイバーでも堪能できるポイントですが、潮の流れが強い時もあるので注意が必要です。
安良口
石垣島の北部にある「安良岳」にあるポイントで、現地の漁師たちも知る大型回遊魚の宝庫。イソマグロやロウニンアジと遭遇できる可能性が大変高いです。透明度の良さも群を抜き、30m以上といわれています。
ただ、風向きや海況が整わないと行けないポイントで、流れが強いことが多いので、中上級者向けのポイントです。
石垣島でダイビングをするならマレアへ!
ここまで沢山の石垣島の魅力をお伝えしましたが、初めて石垣島でダイビングをされるお客様に八重山諸島の他の島でもダイビングはできるのかと聞かれることがありますが、もちろんできます。
八重山諸島の島々は距離もとても近く、風向きによって一日の中ですべて違う島でダイビングをするなんて言うことも日常茶飯事です。実際に島によって水中の景色は全然違います。
黒島では真っ白な砂地がメインの島やドロップオフのようにダイナミックな地形になっていたり、生活排水がほとんどないためサンゴが普段見る量の倍は溢れているダイビングポイントも。秋から冬にかけてはグルクンなどの魚影が濃く、イソマグロがビュンビュン泳ぎ回ることもあります。
夏は気候や天気が安定しやすいため、タイミングが合えば最南端にある波照間島まで遠征をすることもあります。
竹富島では海底から温泉が湧き出ている面白いポイントがあります。冬に潜ると水温が暖かいので海から上がりたくなくなることも。
さらに、時期によって同じダイビングポイントでも住み着く生物が変わるので、八重山の海は何度ダイビングをしても毎回違う顔を見せてくれます。船から見る景色だけでなく水中の景色まで全然違う顔を見してくれる八重山諸島は、飽きないダイビングエリアなのです。
初めての離島、初めての石垣島でダイビングという方は、ドキドキと共に少しの不安もあると思います。
マレア石垣島ではスキルにお悩みを持っている方や、こんなポイントに潜れるようになりたい!という初心者ダイバーの方が多く来られます。
自分のできないこと、苦手なことが分かれば、とことんスキルアップをして、難しく感じたダイビングポイントも気軽に潜れるようになります。
初心者ダイバーの方にも石垣島の海を楽しんでいただけるように一日を通してインストラクターがサポートさせていただきますので、是非一緒に石垣島の水中景色を楽しみましょう!
マレア石垣島
〒907-0024 沖縄県石垣市新川803−6
http://www.marea-ishigaki.jp/