西表島ダイビングの魅力を徹底解説!石垣島ステイで島旅を楽しもう
更新日:2024.09.01.Sun   投稿日:2024.08.01.Thuダイバーであれば一度は行って欲しい国内の秘境地、西表島。
国内最大のサンゴ礁があり、沖縄の海の生態系を守っていると言っても過言ではない世界自然遺産の島です。
そんな神秘的な島へ、東京や大阪などの国内の主要都市と直結している石垣島から日帰りでダイビングできることをご存知ですか?
魅力的なダイビングポイントが無数に存在する沖縄で、どこに潜ろうか迷っているあなた。
ぜひこの記事を参考に、石垣島ステイで西表島ダイビングを楽しんでください。
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西表島について
西表島とは?
沖縄県で本島の次に大きい西表島は、島の9割が原生林で希少な固有種も多く、”東洋のガラパゴス”と称されるほど豊かな自然に恵まれている島です。
島内には大小合わせて40近くの川が流れており、島の有するマングローブはなんと日本全体のマングローブ面積の4分の1という雄大さ。
島全体が西表石垣国立公園に属し、2021年には沖縄島北部・奄美大島・徳之島と共にユネスコ世界自然遺産に登録され、陸地にも海中にも多様な生物が生息しています。
スキューバダイビングをはじめシュノーケリング、カヌー、トレッキングなど様々なアクティビティが楽しめ、原生林の中で楽しむクルージングやジャングルツアーなどの観光ツアーも人気です。
西表島へのアクセス
西表島に空港はなく、石垣島の離島ターミナルから高速船(フェリー)で行き来します。
この石垣離島ターミナルは、西表島だけでなく日帰り観光やリゾートホテルステイが人気の竹富島や小浜島への玄関口でもあります。
そのため、特に大型連休時は大変混み合います。高速船で西表島に行く場合は事前予約をしておくと行列に巻き込まれず安心です。
ちなみに西表島には「大原港」と「上原港」の2箇所の港がありますが、ダイビング旅行の場合はダイビングサービスの多い「上原港」がおすすめです。
西表島ダイビングの魅力
世界有数のサンゴ礁
世界中の海には約800種類のサンゴが発見されていますが、その中でも300種類以上ものサンゴが生息する琉球諸島(南西諸島)は、国内外問わずダイバーに愛される海です。
その琉球諸島の中でもサンゴ礁の規模や種類、健康状態が良いと言われている場所が西表島周辺の海です。
国内最大と言われる石西礁湖には360種以上に及ぶと言われる圧巻のサンゴが生息しています。サンゴが多ければ、魚やエビカニなど他の生物も多く生息できるため、海の生命力をこれほど体感できる場所は世界の中でも少ないでしょう。
西表島は比較的穏やかで浅い場所が多く、初心者からでも楽しめるダイビングスポットが点在しています。
ただし初心者でも、サンゴへのルールを知らないで潜ることはタブーです。
サンゴに接触しないように中性浮力をマスターしたり、器材を固定したり、ダイバーとして自然環境に配慮したダイビングのマナーはしっかりと守りましょう。
水中環境へ悪影響を与えないために、ダイバーとして必要なスキルや知識を身につけるためには、アドバンスコースや、PADIピークパフォーマンスボイヤンシー・スペシャルティなどの中性浮力に特化したトレーニングを積んでおくと良いでしょう。
バリエーション豊富なダイビングポイント
西表島のダイビングポイントは東西南北に点在しており、真っ白な砂地でまったり生物観察できる穏やかなポイントから、洞窟やドロップオフのある地形ポイント、上級者限定のドリフトポイントなど、どんなダイバーも迎えてくれる海です。
また西表島ならではのマングローブ汽水域でダイビングを楽しむこともできます。
水温が20度を下回ることがない温暖な島ですが、四季折々の顔があり、春から初夏にかけては水中生物たちの産卵、初夏から秋にかけて大型生物や回遊魚との遭遇、冬は最高の透明度と、通年ダイバーを飽きさせません。
大物からマクロまで網羅する海
西表島のダイビングといえばマンタ。特に東エリアにある「ヨナラ水道」は、四季関係なく通年マンタを狙うことができる場所として有名なダイビングポイントです。
春から秋にかけては悠然としたバラクーダやイソマグロの群れ、グルクンの群れに突っ込むイソマグロなど圧巻の水中情景を目の当たりにできます。
大物ばかりではなく、湾内やクレバスにはマンジュウイシモチやベラ、その子ども達も観察することができマクロ派ダイバーにとってパラダイスな場所も点在。
水中撮影を楽しむダイバーにとってはワイドにするかマクロにするかとても悩ましい島でもあります。
石垣島から西表島へ遠征する利点
宿泊施設の充実
国内の人気リゾート地として沖縄県内で一二を争う石垣島は、観光客のための施設や環境が充実しています。
日中はダイビングに出ていますが、せっかくの旅行なので快適な滞在をしたいもの。
ダイバーに便利な器材洗い場のあるホテルや一人旅でも利用しやすいホテルなど、選択肢の多い方があなたの好むサービスを受けることができ、より充実したダイビング旅行を送ることができます。
食事やショッピングの選択肢
宿泊施設と重なりますが、飲食店や買い物施設もダイビング旅行には大事です。
初めての場所であればなおさらですよね。
ダイビングは15時前後に終わることが多く、身体や器材を洗った後は、少し早めに夜ごはんに出かけたり観光したりと、アフターダイブを楽しむことができます。
そのような時に飲食店や買い物の場所は選択肢が多い方がより充実し、旅行の満足度を高められることでしょう。
天候不順時の柔軟性
もし、海が荒れて西表島へ向かう高速船が欠航になったり、西表島周辺でのダイビングが中止になったりした場合でも、石垣島周辺でのダイビングへ切り替えられる可能性があります。
石垣島周辺のダイビングポイント数は50以上もあります。もちろん悪天候時に無理はできませんが、プロのガイドであれば海況に合わせた素敵なダイビングプランを提案してくれるはずです。
もし石垣島でのダイビングが難しいとなっても代替案の観光施設があることも、石垣島ステイのメリットです。
島旅の準備物について
薄着は要注意
西表島は年間最低水温が20℃を下回らない暖かい地域ですが、雨が降ったり風が吹いたりすると濡れた身体の体温は下がりやすく、意外と寒く感じることもあります。
ウェットスーツやボート上でのアウターはしっかりと準備しましょう。
西表島や石垣島でのウェットスーツのおすすめはこちらです。
・1月〜4月 5mmフルスーツ(+フード、インナー)、ドライスーツ
・5月〜6月 5mmフルスーツ
・7月〜10月 3mmフルスーツ
・11月〜12月 5mmフルスーツ(+フード、インナー)
もちろん個々人で体感温度が変わりますので、暑がりの方や寒がりの方はご自身で調整してください。
また、基本はボート移動ですが、ボートの種類によっては日差し除けが少ないこともあります。
ビーチハットやサングラス、ラッシュパーカー、ビーチコート、雨や風が強い日はウィンドブレーカーやボートコートを準備しましょう。
多めの水分を用意する
西表島は高温多湿な島です。
ダイビング自体も喉の乾きを感じやすいスポーツのため、自身が考える以上の水分を持参してください。
石垣島ステイの場合だとボート移動に時間がかかり、西表島ステイだと24時間営業のコンビニがないという環境です。
なるべく身軽で行きたいとは思いますが「水分は多めに用意する」、ということは把握しておいてください。
下調べは安全対策に繋がる
不必要に準備しすぎるのも疲れてしまいますが、気候や環境を調べて準備することは安全対策にも繋がります。
例えば上述した着用物は、寒さ対策だけでなく安全対策になります。
ウェットスーツはケガ防止になり、サングラスやラッシュパーカー、ビーチコートなどの紫外線対策は肌の炎症や白内障の予防に繋がります。
南の島では開放感があり薄着になりたくなる気持ちはわかりますが、ダイビングは自然相手のアウトドアスポーツなのでしっかりと準備をし、より安全に楽しめるよう心がけましょう。
まとめ
世界屈指のダイビングスポットの沖縄の中でも、さらに人気スポットである西表島。
秘境地ではありますが、観光施設が充実した石垣島から日帰りでダイビングを楽しむことができます。
海外の南の島で潜っているような海を満喫し、陸では安心で利便性の良い国内という、日本人ダイバーにとって魅力的すぎるダイビング旅行です。
ただ記事でご紹介した通り、西表島は初心者からでも楽しめるダイビングスポットですが、最低限必要な知識やルール、準備物があります。
ダイビング旅行に慣れていない方は、お世話になっているダイビングショップ(サービス)のスタッフに相談し、不安を少しでも解消した状態でダイビング旅行を楽しんでください。
ダイビングスクールマレアでは、世界自然遺産の海を潜るダイビングツアーを通年で企画開催しています。
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