趣味としてのダイビング入門! 初心者が知るべき基本を紹介
更新日:2024.06.20.Thu   投稿日:2024.05.18.Sat目次
スキューバダイビングは、海の美しさを間近で感じられる魅力的な趣味です。この記事では、ダイビングを趣味として始めたい方へ向けて、基本知識、必要な装備、おすすめのダイビングスポットなどを紹介します。
海のレジャーは海水浴からシュノーケリング、ビーチキャンプにサーフィンとたくさんの遊び方がありますが、その中でもスキューバダイビング(以下、ダイビング)はライセンスの取得や特別な道具が必要だったり、知識も技術も磨かないといけなかったりすることから、ややハードルの高いアクティビティです。
しかし、水中の深いところから海面を見上げた時の魚たちや太陽の光が降り注ぐ景色は、一度見たら忘れられない感動を与えてくれます。
ここからは、ダイビングを趣味にするにあたって基本的な知識と、意外に知られていない心身的なメリットを紹介します。
スキューバダイビングの基本
ダイビングは水中に潜るアクティビティで、水中専用の器材に依存して遊ぶスポーツです。
マスク、スノーケルなどの器材を装着して遊ぶマリンスポーツはいくつかありますが、ここで紹介するスキューバダイビングがどれに当たるか曖昧な方は、ガスボンベのようなもの(以下、タンク)を背負っているものがダイビングだと認識してください。
ダイビングはスピードや技術レベルを競争するようなことはなく、主な楽しみ方は魚やウミガメなどの水中生物や、サンゴ礁や海底洞窟など水中の景観をゆっくり堪能することです。
基本的にバディシステムという2人以上で潜ることが重要なルールです。
日本国内では安全対策のためにガイド(水中案内をするプロ)と一緒にダイビングをすることがほとんどなので、初心者でも安心できる環境と言えるでしょう。
ダイビングがもたらす健康・精神的メリット
ダイビングと健康?と疑問に感じるかも知れませんが、健康面で大きなメリットがあります。
まず、ダイビング時に行うゆっくりとした呼吸は脂肪燃焼に繋がりやすいとされていて、受ける水圧によっては新陳代謝が活発になるといわれています。
また、筆者はより長くダイビングを楽しむために体力作りとしてマラソンを始めた方や、空気の消費が多すぎる理由から30年以上の愛煙家が禁煙に成功するなど、ダイビングがきっかけで健康体に近づいたお客様を多く見てきました。
身体だけでなく、精神的な面でもメリットがあります。
海の中という非日常体験は、都会で過ごす上でのストレス発散や、仕事や家事のモチベーション向上に大変効果的と言われていて、スキューバダイビングもその中の一つです。
水中は水族館で観賞することもできますが、ダイビングは実際に水の中へ潜って泳ぎながら野生の生物たちや水中景観を見るので、体験と感動のレベルが全く異なります。
また、ダイビングは基本的に水中で会話はせず、水の中は電波も届かないので電話・メール・SNSと遮断された環境になります。
つまり、陸では手放せないスマホから解放される場所であり、聞こえてくるのは自身の呼吸の音と海の音というノンストレスな環境です。デジタルデトックスに最適な遊びなのです。
ダイビングを始めるためのステップ
では、ダイビングの世界へどう飛び込めばいいのか
ここではダイビングの始め方や、どういったものが必要なのかを紹介します。
必要な装備とその選び方
上述した通り、スキューバダイビングは専用の器材が必要です。
大変そうなイメージがありますが、山登りやキャンプ、釣りといったアウトドアと同じで、道具の取り扱い方に慣れてしまえば何も大変なことはありません。
これらの装備はレンタルすることも購入することも可能です。
レンタルから徐々に自分の欲しい器材を揃えていってもよし、一気に揃えてもよし、どちらも突出的なデメリットはありません。
ただ「選び方」が重要で、どんなに高額なものでも自身に合っていないと、水中でストレスになり楽しむどころか危険な場合もあります。これには、自分だけではなく一緒に潜っている他人を危険な状況に巻き込むことさえあります。
例えばウェットスーツのサイズを洋服のサイズ感覚で購入するのはNGですし、ダイブコンピューターとダイビングウォッチの違いがわからずにネットで購入してしまうなんてこともあります。
そのような間違いをしないように、最寄りのダイビングショップやその道のプロへ相談して、あなたに合うダイビング器材を提案してもらいましょう。
器材選びについてわかりやすい記事はこちら
ダイビングライセンスの種類と取得方法
基本的にダイビングをするには体験ダイビングに申し込むか、ライセンス取得コースに申し込むかのどちらかです。
趣味として継続的に楽しむ場合や行きたい場所がある場合はライセンスを取得しましょう。
ライセンス取得と聞くと運転免許のようで仰々しく感じますが、複数ある初心者向けコースの中から、趣味の範囲に合うコースを選ぶことができます。
今回は初心者向けのダイビングコース取得方法を紹介します
①ダイビングショップへ申し込み、講習日を予約する
ダイビングは約40分も水中に滞在し続けるので、健康面の確認が重要です。
呼吸器や耳の障害など、過去や現在の病歴によっては医師からの許可が必要なケースもあります。参加に問題なければ講習日の予約をしましょう。
②学科講習 約3時間〜6時間
いきなりプールや海で練習するのではなく、教材を使ってダイビングのルールを勉強します。
近年はスマホやパソコンで受講できるeラーニングなどが充実しており、自宅で学科講習を済ませてしまうことも可能。仕事や家事の隙間時間に受講できるので、時間がない方におすすめです。
③プール講習(限定水域講習)約半日〜1日
プール、もしくは波や流れのない海の浅瀬で、実際にダイビング器材をつけて水に浸かり講習をします。
信頼と実績のあるダイビングスクールならスキルをすっかり身につけられるようにゆっくりと講習を行うので、マスクやマウスピース、浮力調整器材を装着することが初めてな方でも安心して受講できます。
④海洋講習(オープンウォーター講習)約2日間
プール講習で得たスキルを、「オープンウォーター」と呼ばれる足のつかない水深の海で実践します。
自然環境なので日によって多少の波や流れがある場合もありますが、講習に向かないようなハードな環境の場合はダイビングスポットの変更やスケジュールの延期など、危険のないようにプロが判断しますので心配はありません。
全ての行程が終わり、インストラクターが合格と判断すればあなたもダイバーの一員!
ダイバーの証明である「Cカード」が発行され、取得後はCカードのランクに合った水中環境でダイビングを楽しむことができます。
ダイビングライセンスの取得について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
初心者向けのダイビングスポット紹介
ダイビングのスポットは南の島や沖縄だけでなく、たくさんの場所に点在しています。
ただ、登山の初心者がいきなり富士山やエベレストに登るのは困難なように、ダイビングをするスポットにもレベルがあります。
あなたがライセンスを取得したらまずどこに行ってみたいか、ぜひ参考にしてください。
国内外のおすすめダイビングスポット
国内の人気ダイビングスポット
- 伊豆(静岡県)
- 白浜(和歌山県)
- 奄美群島(鹿児島県)
- 慶良間諸島(沖縄県)
海外の人気ダイビングスポット
- セブ島(フィリピン)
- パラオ
- タイ
- サイパン
スポットごとの特徴と見どころ
・伊豆(静岡県)
ダイビングポイントとして全国的にも有名な伊豆半島は、関東圏ダイバーにとってのダイビングのメッカです。
東・西・南と各エリアに様々なポイントがあり、初心者でも楽しみやすい、ダイバーのための施設が非常に充実しています。東京・神奈川・埼玉・千葉からの送迎付きツアーを各地のダイビングショップが通年で開催しています。
・白浜(和歌山県)
関東ダイバーにとって伊豆半島がメッカであるように、関西のダイバーにとってのメッカが和歌山県の紀伊半島。
特に白浜は初心者ダイバーにとって潜りやすく、生物・地形ともに楽しめる場所で、体験ダイビングや講習の場として盛んに使用されている場所です。大阪市内から送迎付きのツアーを開催しているダイビングショップが多いです。
・奄美群島
2021年に沖縄と共に世界自然遺産に登録され、後にTVやSNSで美しいビーチと海が注目されている島で、マリンアクティビティが目的の旅行として楽しむのに非常に良い環境です。
特に北部と南部のダイビングエリアは比較的穏やかで初心者にとっても安心できるダイビングスポットです。中部が島の中心地なので、見たいものに合わせてダイビングショップを選ぶとよいでしょう。
・慶良間諸島
日本国内にとどまらず世界から注目を浴びる慶良間諸島。あまりにも美しい透明度から「ケラマブルー」と称される海に囲まれた島々です。
大小20を越す島々に多数のダイビングスポットがあり、もちろん初心者向けの場所も多く、1年を通して水中世界を満喫することができます。夏はウミガメ、冬はザトウクジラと生物たちの繁殖活動が盛んな場所でもあり、国立公園に指定されています。
・パラオ
ダイバーの聖地・天国と称されるパラオは、世界ナンバーワンスポットといっても過言ではありません。
大自然に囲まれた親日の国であり、日本人にとってとても過ごしやすい場所でもあります。マンタとの遭遇やたくさんのサメと一緒に泳ぐ体験ができるでしょう。
・セブ島(フィリピン)
7000以上の島々からなるフィリピンの中で観光地として有名なセブ島は、リゾート地として代表的な場所です。
数多のダイビングポイントがある中でも1番のおすすめはジンベエザメが見られること。また、セブ島の南方にある「ボホール島」は数万匹を超える魚群が見られ、初心者ダイバーにおすすめです。
・タイ
食べ物やマッサージが人気のタイも世界有数のダイビングスポットがあり、ヨーロッパを始めとする世界中から多くのダイバーが訪れる場所です。
その中でも「アジアで最も美しい海」と言われるタオ島はダイバーが憧れる聖地。1年通して穏やかな海のため初心者やブランクダイバーにはうってつけの場所です。
・サイパン
多くのビーチポイントが点在していることが特徴的なサイパンは、ライセンス講習や初心者ダイバーが楽しめるダイビングポイントが多い場所です。
石炭岩からできている地質のおかげでろ過された周辺の海は、世界でも指折りの透明度。ダイビングスキルに関係なく多くのダイバーがリピートするダイビングスポットです。
ダイビングライセンス取得後について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
ダイビングの安全対策
ライセンスを取得したとしても安全面に心配はつきものですよね。
ここからは安全面や緊急時の対処法をお伝えします。
海での安全対策
初心者であってもブランクがあってもCカードを提示してダイビングショップへ予約する限り、立派な認定ダイバーです。
快適にダイビングを行うために、以下のような安全対策を心掛けましょう。
・風邪気味、寝不足、アルコールが残った状態で潜らない
これらに該当しない場合でも、喉の違和感や鼻詰まりなど、身体に不調がある時はダイビングの前に必ず担当のスタッフに自己申告しましょう。
耳抜きができずに水深1mまでしか潜れず、泣く泣くボートの上で1日中待機して過ごすことになるかもしれません。
・陸での風除け、日除け対策(ウィンドブレイカーなどを持参)
真夏の沖縄であっても雨天時で風がある場合、濡れた身体はどんどん冷えていき体力を奪っていきます。薄手でもいいのでウィンドブレーカーなどの長袖を準備しましょう。
また、紫外線が多い場所・時期は、目や皮膚に悪影響を及ぼす可能性が高いので、サングラスや日焼け止め、ラッシュパーカーなどで対策をしましょう。
・水中での寒さ対策(ウェットスーツの下にフードベストやインナー着用)
特にレンタルのウェットスーツを使用する場合、スーツの下は水着のみではなくインナーと呼ばれるものを着用してしっかりと寒さ対策をしましょう。
インナーはフードやベストのレンタルを用意しているショップがあるので、用意がない方は問い合わせてみてください。
・カラフルなものを身につける
海ではオレンジや黄色が一番目立ちます。
船で貸出しされるライフジャケットや、海上保安庁のスーツの色にオレンジや黄色が多いのはそのためです。
もしもスタッフのサポートが必要な方や安心したい方は、スーツやフィンをカラフルなものにしましょう。目立つので盗難防止にもなりますよ。
緊急時の対応方法
どんなに安全対策をしていても、イレギュラーなことは起こってしまいます。
もし起こってしまった時、あなたにできる対応方法を確認していきましょう。
・エア切れ(ガス切れ)
残圧(タンクの空気)が0もしくは0に近いことをエア切れと言います。
残圧が0に近い状況になってしまった場合、どのような環境にいるかで対処法が異なります。
①近くにバディ(仲間)がいる場合
ダイバーは、バックアップの空気源であるオクトパスを必ず装備しています。
バディのオクトパスから空気を分けてもらいながら、バディと一緒に安全に浮上しましょう。バックアップ空気源の使い方は、体験ダイビングでは習いませんがライセンス取得講習時に練習します。
②近くにバディがいなくて、水深が浅い場合
1人だと不安が多くてパニックになりそうですが、慌てずに水面まで帰りましょう。いきなり上がると危険なので、ボートの音などが近づいていないかを改めて確認しながら浮上します。
残圧が少ないからと空気節約のために息を止めて浮上することは厳禁です。この理由は体験ダイビングでも学びます。
水面に上がってしまえば好きなだけ呼吸ができるので、息を吐きながら浮上しましょう。
③近くにバディがいなくて、水深が深い場合
泳いで水面までたどり着けない可能性があるので、自身が装着しているウエイトを捨てて、フレアリングという体勢を取りながら浮上します。
この時も決して息を止めずに吐きながら浮上、浮上スピードが自分の吐く泡より早い場合、BCDのエアーを抜くなどできる限りの対処をします。
水中で自分にそんなことができるのかと少々不安になったかもしれません。
しかし残圧が0になるということは、インストラクターやガイドの説明や指示を無視したり、エア消費量が異常に早かったりと、イレギュラーなことがない限り、起こりにくいです。
- インストラクターの説明や指示をしっかり聞いておく
- エア消費量を抑えるために体調管理を徹底する
- 自分に合った使い慣れた装備をする
- 潜る前の自身の器材チェックを怠らない
など、ダイバーとして当たり前のことを当たり前に行いましょう。
・ロスト(行方不明)
バディやグループと水中ではぐれてしまった場合をロストと言います。迷子のことですね。
ロストした場合は無闇に周りを動き回って探さずに、その場で上下左右をゆっくりと見渡しましょう。
ダイビング時は非常に視界が狭いので、自分が1人になったと思い込んでいるだけで意外と近くに他のダイバーがいることが多いです。
1分ほど見渡しても見つからない場合、ゆっくりと浮上しましょう。
予定にない浮上のため、水面ではボートや船が早いスピードで移動している場合があります。できれば浮上前にシグナルフロート(目印になるう浮袋)を上げてダイバーがいることを知らせましょう。
このロストは一番起こりやすいトラブルです。一番の理由は、カメラを持ったダイバーが水中撮影に夢中になり、周りを見ない時間が増えること。
ロストすると困るのはあなただけではありません。同じグループやバディは予定のプランやルートを変更して、あなたを探すことになります。
ダイビング中は常に周りを確認するようにしましょう。
・足がつる(こむら返り)
つっている方の足を前に出し、フィン先を掴んで自分の方に引き上げます。
ふくらはぎが伸びている感覚が出れば徐々に効いてくるので、解消されるまで引っ張り続けてください。
太ももがつっている時はフィン先を持っていない方の手で、膝を伸ばすイメージでグググ〜と押してください。
・マスクの外れ
近くを泳いでいるダイバーのフィンが顔に当たってしまい、マスクがズレたりレギュレーターが外れてしまったりする場合があります。
マスクがズレてしまった場合はすぐにつけ直し、マスククリア(マスクに入った水を出す対処)をするだけですが、外れてしまったらどうでしょう。
実はマスクが外れてもストラップが頭に引っかかっている場合が多く、ストラップをたどってすぐ戻すことができます。
完璧に外れてしまっても、顔の近くで漂っていることが多く薄目で確認することができます。
また、近くのバディやガイドが気づくことも多いので、慌てずに周りにアピールして手助けしてもらいましょう。
・レギュレーターの外れ
レギュレーターが突如外れてしまったら最初はびっくりしますが、落ち着いてバックアップのオクトパスを使用します。
そして右手をゆっくりクロールするように後ろから前へ回し、手が目の前までくると外れてどこかへ行ってしまったレギュレーターも目の前に。
マスクと違ってレギュレーターやオクトパスはシリンダーと繋がっているので、必ずあなたの身体の近くにあります。
スキューバダイビング中のトラブルは、どの対処法も「落ち着いて行動する」ということが核です。
そしてその落ち着いた行動は講習で習う内容をしっかりと身につけることができているかが大きく関わります。
よくある「2泊3日や3泊4日の集中講習」のように限られた日数や時間を気にして駆け足な講習になってしまうと後々苦労してしまうので、体力面や道具の取り扱いに自身のない方は、納得いくまで講習をしっかりと受講しましょう。
ダイビングを楽しむためのコツ
冒頭で述べたとおり、スキューバダイビングは競技ではなく水中の生物や景観を楽しむアウトドアスポーツで、楽しみ方は十人十色。
潮の流れが早い外洋で大型回遊魚を狙うダイバーもいれば、ウミウシやハゼなどのマクロ生物好き、レックダイビング(沈没船)好きや、ケーブダイビング(洞窟探検)好き、浮遊感好き、本当に様々です。
上記でも楽しみ方が多種多様に広がりますが、初心者の方がより一層ダイビングが楽しくなるコツは主に2つ。
それは、水中カメラとダイバー仲間です。
水中写真の撮り方
昔の大型フィルムカメラと違って、現在はGoProのように超小型で軽量のアクションカメラや、スマートフォンを頑丈な防水ケースに入れて水中カメラとして持っていくことが可能になりました。
ただ、水深が深くなればなるほど太陽の光が届き辛く、水中で撮った写真は「青かぶり」といって、色のない白黒写真もとい青黒写真になります。(場所によっては緑黒)
どんなに性能の良いカメラでも水中では光が大事です。
綺麗な水中写真を撮りたい方は、カメラと一緒に水中ライトやストロボも予算に加えてください。
ただ、いきなりカメラと水中ライトを持っていって撮影するのは難しいので、まずはカメラのみをレンタルして水中で使ってみましょう。
そして太陽光がしっかり当たる浅瀬でサンゴやカラフルな魚で撮影の練習をしてみましょう。
撮影後はボートの上やビーチの施設で仲間やガイドたちと撮った写真を見せ合いっこしたり、SNSへ投稿したりすることで、水中撮影のモチベーションも上がります。
また、水中撮影はダイビングスキルアップのコツの一つでもあります。
綺麗な写真が取りたくて、ダイビングのトレーニングを続けるうちに中性浮力(水中でのバランス)の取り方が上手くなっていたり、撮りたい水中生物のことを知ることで海の環境への配慮やルールをより考慮するようになったり、それらが引き金となってダイバーとしてのマナーも良くなったりと一挙両得です。
仲間と楽しむコミュニティ活動
社会人になると、仕事以外で新たな人間関係を築く機会が少なくなりますよね。
共通の趣味で知り合った仲間は興味あるものが同じなので、新たなコミュニティが生まれやすいです。
意気投合すればオフの日にご飯を食べに行ったり、他のアクティビティに一緒に挑戦してみたりと、行動の幅が広がります。
そしてダイビングの場合、フィールドは海。
全く違う場所に住む県民同士であっても「次は沖縄に集合!」「与那国島に集合!」といったように、行き帰りは1人でも現地で仲間が待っている、とても楽しいダイビングライフが待っていますよ。
まとめ
ダイビングはただ海の中を潜るだけではなく目標と発見が無限にある、生涯楽しめる趣味としてとても魅力的なアクティビティです。
しかし、水の中で活動するために専門の器材に依存するスポーツなので、しっかりとした基礎知識や情報、適切な装備の選択、ライセンス取得が必要になります。
ただ、肩肘張る必要はありません。少しでも心配な方は、時間の制約を受けた駆け足の講習ではなく、きちんと自分のスキルに納得するまで講習を受けること。ここが肝です。
そのしっかりとした講習を受けるためには、あなたと相性の合うダイビングショップを選ぶことが重要です。ダイビングスクールマレアは、自社管理している専用のプールがあるので補講費を気にすることなくスキル練習ができます。特に、体力面で不安のある女性やシニア層、インドアな生活・仕事を送っている方に選ばれています。
ダイビングショップの選び方についてはぜひこの記事を参考にしてください。
この記事をきっかけに、あなたにとってダイビングが素敵な趣味になると幸いです。