与論島でダイビング!死ぬまでに行きたい日本の絶景スポット

更新日:2024.02.16.Fri   投稿日:2024.02.16.Fri

「死ぬまでに行きたい世界の絶景 日本編」で掲載された与論島。その海はまるで船が宙に浮いているかのように見える美しい透明度、まさに絶景です。近年は国内外問わず注目されており、映画やPVのロケ地にもなっています。空、陸、どこから見ても美しい海が広がっており、スノーケリングやウィンドサーフィン、カヤック等マリンスポーツが盛んで、特に水中環境が楽しめるダイビングは至福の時間です。

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※この記事は2023年5月28日に公開されたものを随時更新しています。

与論島の基本情報

与論島は鹿児島県の離島ですが、鹿児島から約570km、沖縄本島の最北端から約22kmと大変沖縄に近い島です。そのため沖縄(琉球)、奄美、鹿児島(薩摩)の文化が混ざり合っており、特徴的な食文化・音楽・方言などの伝統や歴史が大事にされています。その一方、リゾート地としてレジャー・ホテル・グルメといった来島客へのおもてなしも確立されています。

与論島の空撮

島の周囲は約23km、車だと約40分で島を一周できる小さな島です。

サンゴ礁が隆起した島で、美しい砂浜と海は「東洋の真珠」と称されるほど。一度見たら忘れられません。ダイバーであれば「死ぬまでに行きたい」どころか「何度も行きたい」となるでしょう。

与論島のダイビングポイント

与論島には河川が無く、土地の有機物が海に流れてくることが少ないため、海の美しさは日本屈指です。海中のコンディションが良い時は透明度30m以上、あまりにも美しい海の青さから「ヨロンブルー」と称されるほどです。

そんな与論島のダイビングはボートが主流です。ダイビングポイントまで港から15分以内と大変近く、船酔いが心配な方も安心です。

北部の「沈船あまみ」と「海中宮殿」

主に春から夏に潜ることができる北部を紹介します。北部のポイントは10箇所以上あり、その中でもメインは「沈船あまみ」「海中宮殿」と、ダイバーなら聞くだけで心踊るダイビングポイントです。

与論島の沈船あまみ

まず「沈船あまみ」ですが、全長約51mと圧倒的な迫力です。しかも透明度の良さから、沈船全体が一望できることがほとんどで、沈船好きのダイバーなら堪らないポイントです。

ただ、潮の干満にもよりますが、トップ(船体の一番高い位置)が水深30m、ボトム(船体の一番低い位置)が45mと深いところに位置するため、アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(PADI)以上のライセンスが必須です。

もし、アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー(PADI)以上であっても不安な方は行かれる前に、ディープ・ダイバー・スペシャルティー・コース(PADI)の受講をしましょう。

与論島の海中宮殿とダイバー

次に「海中宮殿」ですが、こちらは水深18mと比較的浅く穏やかなポイントです。この水中宮殿は2003年に古代ギリシャの宮殿をイメージして造られた人工物で、宮殿の天窓はハート型にくり抜かれていて、いわゆる写真映えするメインスポットです。

人工物とはいえ、宮殿と周りの柱にはたくさんのサンゴが生息し、周りは真っ白の砂地、そして降り注ぐブルーの光はまさに神秘的な光景です。ここで水中結婚式を挙げたダイバーも数多くいます。

また、海中宮殿内も宮殿を囲む柱もたくさんの生物の住処となっており、生物写真を好むダイバーも全く飽きないポイントです。

初めての与論島ダイビングには、ぜひ訪れて写真を撮って欲しい場所です。

南部の「長崎の塔」と「キャニオン」

次に秋から冬に潜ることができる南部を紹介します。ポイントは9箇所ほどあり、北部と変わらないボリュームです。メインは「長崎の塔」「キャニオン」と、こちらも北部に負けないダイナミックなポイントです。

まず「長崎の塔」ですが、3本の巨大な岩柱がそそり立つポイントで、そのうちの1つは人の横顔のような形をしていることから”人面岩”と言われている名物ポイントです。

周辺はアーチやトンネルといった水中探検が楽しめ、ガイドの案内するコースによって何通りもの楽しみ方があり、同じポイントと思えないほど、いつもダイバーを飽きさせません。

また、イソマグロやギンガメアジといった大型回遊魚と遭遇する確率も高く、ギンガメアジが渦を巻きながらこちらに向かってくる光景は圧巻です。

与論島のキャニオン

次に「キャニオン」ですが、名前の由来はあの世界最大と言われるアメリカの大渓谷、グランドキャニオンからです。この水中版グランドキャニオンは、名前負けしないダイナミックな地形でいつでもダイバーの冒険心を刺激します。

岩と岩の間を練り泳ぎ、時折現れるホールやクレバスへ差し込む青い光線は幻想的です。水中迷路を探険したかのようなこのアドベンチャーな体験は、まさに大渓谷の水中版でしょう。

 

なお、今回紹介したダイビングポイントは厳選したもので、どこのポイントで潜っても美しいヨロンブルーが迎えてくれます。ぜひあなたのお気に入りの与論島ダイビングポイントを見つけてください。

与論島のダイビングサービスとホテル

人工物と自然が調和する風景や、ダイナミックな地形、大型回遊魚との遭遇や、大物だけではないハゼ類やウミウシ、カスミチョウチョウオの群れ、キンギョハナダイといった、マクロ生物も多様に生息している与論島には、8軒ほどのダイビングショップがあります。

与論島のオールジャンルな海を楽しむためのおすすめのダイビングサービスが「プリシアダイビング」です。与論島に初めて創設されたリゾート施設「プリシアリゾート」の施設内にあり、ダイビング経験が豊富なスタッフのガイドはもちろん、オーシャンビューのホットタブやダイビング器材の乾燥室など、ダイバーにとって充実した施設が完備されています。

またリゾートホテル内ということもあり、ダイビング後に車で移動することなくホテルの部屋で休め、自分の器材で潜るダイバーは、プリシアダイビングで器材を乾かした後にそのままホテルから自宅へ発送できるので大変便利です。

ちなみにダイビング以外にも、ウィンドサーフィン、シュノーケリング、サップ、マリンジェット、クルーズ等、与論島の海を満喫するための様々なアクティビティが用意されています。

プリシアリゾートのビーチ

与論島のおすすめホテルは、もちろん上記の「プリシアリゾート」です。

1985年に与論島初のリゾートホテルとして創設された歴史ある施設で、広大な敷地内に白と青を基調とした清潔感あるコテージが並んでおり、与論島でひときわ目立つリゾートアイランドです。

全室コテージタイプで、プライベートビーチ、オーシャンビューの地中海レストラン、ビーチカフェ、サンセットバーベキュー等、まさに贅沢リゾートのような環境とサービスです。さらに2021年に施設の大規模リニューアルがあり、これまで以上に格別なひと時を過ごすことができます。

与論島の幻想的な海中を楽しんだ後は、このプリシアリゾートでゆったりとした贅沢な時間をたっぷり味わい、ダイビングだけでなく与論島旅行をより一層快適な時間にしてください。

与論島へのアクセス

与論島へのアクセス方法は、空の便と海の便の2通りです。

まず空の便の飛行機ですが、与論空港への直行便は鹿児島・奄美・那覇の3空港で、各空港1日1便です。なお、奄美空港は往路のみで与論島からの復路便はありません。

おすすめは那覇空港発着です。与論島までのフライト時間が片道約40分と短く、各主要都市空港からのアクセスが便利なためです。

 

次に海の便のフェリーは鹿児島新港、名瀬港(奄美大島)、那覇港、本部港(沖縄)の4港から出ています。1番短い乗船時間は本部港からの便で約3時間、逆に1番長い乗船時間は鹿児島新港からで約20時間かかります。

長期休暇が可能な方はフェリーで鹿児島新港から、奄美、与論、沖縄と周りながらダイビング旅行のアイランドホッピングを楽しむのもおすすめです。

与論島のシーズナリティ

与論島の気温は通年16〜28℃と温暖な亜熱帯気候で沖縄に近く、海水温も20〜29℃と人によっては通年ドライスーツが不要な水中環境です。(気象庁Webサイト参照)

おすすめの時期は上述したように、どこのダイビングポイントに行きたいかで決まります。「沈船」「海中宮殿」といった北部のダイナミックな人工物をみたい方は春夏、「長崎の塔」「キャニオン」のような南部の自然の地形ダイビングをしたい方は秋冬がおすすめです。

ちなみに陸での話になりますが、年に3回(5・9・11月)与論十五夜踊りという島の祭りが行われております。島民の方々や島の雰囲気に触れ合えるお祭り時期に来島され、陸も海も島まるごとたっぷり楽しめるダイビング旅行を企画されてはいかがでしょうか?

与論島ダイビング旅行の料金

与論島でのダイビング旅行に必要な費用を紹介します。あくまでも参考のための目安の料金です。シーズンや大型連休、燃油高によって前後しますので金額の詳細は各社のWebサイトにてご確認ください。

飛行機(直行便片道)

・那覇 約18,500円

・鹿児島 約21,500円

・奄美 約19,500円

フェリー(直行便片道)

・鹿児島新港 約27,240円

・名瀬港 約11,740円

・那覇港 約8,580円

・本部港 約5,860円

宿泊代

・ホテル 16,500〜43,000円

・民宿 6,500〜9,000円

ダイビング料金

・1ボートダイブ 約8,000円

・2ボートダイブ 約15,000円

・+1ボートダイブ 約7,000円

例:那覇空港往復+ホテル使用の2泊3日プラン

往復航空券代 37,000円

ホテル代 86,000円

ダイビング代 5ボート 37,000円

合計 160,000円

まとめ

与論島の美しいビーチ

与論島は上述の通り、日本屈指の海の美しさを誇り、一度見たら忘れられないと言っていいほどの絶景です。そして旅行雑誌やTV、SNSの情報もあり来島者は多いものの島へのアクセスが限られているため、大型連休の沖縄ほどの混雑は少なく、別荘へ遊びにきたようなのんびりとした贅沢な時間を過ごすことができます。

なによりSNSではわからない、現地に行くことで知る画面上にはない美しい風景、離島特有の人との触れ合い、暖かさも実感できます。

ただダイビング旅行が初めての方や、与論島が初めての方は個人で気を張らずに、ぜひダイビングショップのツアーをおすすめします。

各メディアやSNSの情報プラス、ダイビングショップや現地の方々との触れ合いで、陸上海中に関わらず、より一層快適で安心な与論島のダイビング旅行をぜひ経験されてください。

 

ダイビングスクールマレアは旅行業登録もしており、日本各地のリゾートアイランドへダイビングツアーを開催しています!初めての旅行場所は旅行計画や交通の便だけでなく、海の難易度や楽しみ方を調べるのも大変です。ダイビングライセンスを取得した後は、インストラクターの引率付きで安心・快適なツアーに参加し、自分で潜りに行ける場所をどんどん増やしましょう!

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