ダイビングライセンスを取得した後はどうやってダイビングを楽しむの?
更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2021.06.16.Wed目次
この記事をご覧になっている皆さんは、おそらくダイビングライセンスを取得された方もしくは、近々、取得予定の方なのではないでしょうか?
まず、皆さんにお聞きしたいと思います。今後、ダイバーとして潜ってみたいところはありますか?また、ダイビングを通して見たい生物や水中風景などはありますか?
「沖縄のサンゴ礁がいっぱいの海で潜りたい!」
「水中にある洞窟の中に潜ってみたい!」
「イルカと一緒に泳ぎたい!」
ダイバーのお客様やライセンス講習中のお客様とお話をしていると、様々なダイビングの目標や夢をお持ちの方がいらっしゃいます。是非、その夢や目標を叶えてみてください。
この記事を書こうと思った理由は・・・
ライセンスを取得するための方法や情報はインターネットなどでも、たくさん収集することができるのですが、ライセンス取得後の楽しみ方については、なかなか調べても情報を得ることができません。
この記事ではダイビングライセンス取得後はどうやってダイビングを楽しめば良いのか?を中心にご紹介させていただきます。
ライセンス取得後に参加できるダイビング活動の種類とは?
ダイビングライセンスを取得した方は、ダイバーとして様々な場所でダイビングを楽しむことができます。
ダイビングライセンスを取得した方が参加できるダイビング活動は「ファンダイビング」と「ステップアップ講習」の2つに分かれます。まずはそちらをご紹介いたします。
ファンダイビング
「ファンダイビング」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?ファンダイビングの、「FUN」とは「楽しい」という意味で、ファンダイビングとは、「楽しいダイビング」と直訳されます。楽しいダイビング活動ということになります。
ライセンス講習中のダイビングは「楽しむ」というより、「楽しむための経験を得る」ダイビングになります。ダイバーは、Cカードを取得した後に「楽しいダイビング=ファンダイビング」ができるようになるのです。
ファンダイビングとは、一般的にガイド(インストラクター)に水中案内をしてもらいながら、生物を観察したり、水中景色を楽しんだりして、一緒にダイビングをしている方同士、感動を共有することができるダイビング活動の1つです。
ほとんどの方が、ファンダイビングをするためにライセンスを取得し、ダイバーになるのです。
ファンダイビングに参加するにはルールがある?
前述したように、ダイビングライセンスを取得すると「ファンダイビング」に参加し、海を満喫することができるようになります。
無事にライセンスも取得できたことだし、沖縄や海外などの旅行先で思い切りダイビングが楽しめる!!と思っていることでしょう。
しかし、ファンダイビングに参加するには、ダイビング指導団体からいくつかのルール(制限)が設定されており、それを理解しておかないと、本来楽しいはずのファンダイビングが、時に「危険」「不安」に陥ってしまう場合があるのです。
どんなルールや制限があるのか?
ダイビングライセンスの種類(ランク)によって、ファンダイビングで潜ることができる場所や水深などが異なります。あなたは今、何というランクや種類のダイビングライセンスをお持ちですか?または取得予定でしょうか?
もし、ご自身が持っているダイビングライセンスの種類が分からない場合はお持ちのCカードを見てください。Cカードの表面に表記されていると思います。
ダイビング指導団体がルール(制限)として定めているのが、「ライセンス講習で学んだ(経験した)範囲内でのみ、ファイビングを行ってもよい。」ということなのです。
では、具体例を1つお話します。
ダイバーになる為にまず取得するライセンスの種類(ランク)は「PADIオープンウォーターダイバー」(PADIの場合)ですが、この資格を取得すると、最大深度18mまでのファンダイビングができるようになります。
しかし、水深18mというのは、あくまで最大深度の話であり、ライセンス講習中に18mまでの経験をしていなければ、18mでファンダイビングをすることは難しいです。
もし、あなたがライセンス講習中10mまでしか経験していないのであれば、ファンダイビングで潜ることができる最大深度は10mとも考えられます。
※ライセンス講習中に水深18mまで経験しない理由は様々ありますが、ダイビング環境や海のコンディションの問題、スキル的な問題などがあげられます。
上記では分かりやすいように水深を例にご説明をしましたが、
もちろん水深だけではなく、海のコンディション(波や流れの状況)やダイビングスタイルも経験した範囲内でしか、ファンダイビングを行うことができません。
この記事の冒頭で皆さんにお聞きしたことを思い出してください。
ダイバーになったらどんなダイビングがしたいですか?
どんな場所でダイビングがしたいですか?
「沖縄のサンゴ礁がいっぱいの海で潜りたい!」
「水中にある洞窟の中に潜ってみたい!」
「イルカと一緒に泳ぎたい!」
ダイバーになって、比較的浅い水深でダイビングをすることができればOKということであれば問題ありませんが、もし、ダイバーになったら、こんな場所やあんな場所でダイビングがしたい!という目標をお持ちの方の場合は「PADIオープンウォーターダイバー」の資格では、潜ってみたい場所でダイビングをすることができないかも知れません。
潜りたい場所や行きたい場所があったからダイビングライセンスを取得したのに、いざ旅行先でファンダイビングに参加すると「え?潜れないの?」となる可能性があるということです。
こんなところでダイビングがしたい!こんな生物が見てみたい!など、可能な限り具体的に、ライセンス講習を担当してくれたインストラクターに相談してみましょう。
ステップアップ講習
今、持っているライセンスの種類(ランク)で、やりたいダイビングができないのであれば、できるようにするしかありません。
できるようにするには、各ダイビングライセンスに設けられているルール(制限)を解除すればいいのです。では、どうやって制限を解除すれば良いのかと言いますと、数あるステップアップ講習の中から必要なものを選び、受講して認定を得ることで、その制限は解除されます。
「もっと深い場所でダイビングがしたい!」のであれば、ディープダイビング講習を受講する必要がありますし、「ボートに乗ってダイビングがしたい!」のであれば、ボートダイビング講習を受講する必要があります。
ステップアップ講習の数は専門のスペシャルティコースを含めると60種類以上あり、その中から希望するものを選んで受講することで、ファンダイビングで潜れるエリアを増やすことができるのです。
ステップアップ講習はダイバーになるための講習ではなく、すでにダイバーが受講するための講習なので、楽しみながら、ファンダイビングに近い状態でスキルアップをすることができます。なので、講習を受けているというより、楽しみながら自然とスキルアップができ、潜れる範囲や種類が広がった!というような感じに近いです。
車やバイクの運転免許と同じで、普通自動車運転免許しか持っていない方は大型自動車を運転することができませんし、バイクを運転することもできません。バイクの運転がしたいなら、自動二輪車運転免許を取得する必要がありますよね?
ダイビングのステップアップ講習は運転免許の種類よりも数多くの種類が用意されており、何を受講すれば良いか、なかなか自分では判断できないことも多いと思います。ライセンス講習を受講したダイビングショップのインストラクターに是非、相談してみてください。
ダイビングツアーにはどんな種類がある?
多くのダイビングショップで様々なダイビングツアーが開催していますので、その中から参加してみたいものを選んで参加するのが一般的です。
ダイビングツアーには気軽に参加できる「日帰りツアー」から、1泊2日で行く「宿泊ツアー」、飛行機や船舶を使って行く「遠征ツアー」など、種類は様々です。
日帰りツアー
日帰りツアーは気軽に参加できるため、最も人気のあるダイビングツアーです。
関東にあるダイビングショップの場合、伊豆や千葉、神奈川などのダイビングスポットに、関西にあるダイビングショップの場合は、和歌山や三重、日本海沿岸に行くことが多いです。
宿泊ツアー
宿泊ツアーは1泊2日で行うことが多く、最大6ダイブできることから、たくさん潜りたい方や土日がお休みの方、連休が取りやすい方に人気のダイビングツアーです。
また、人気のダイビングスタイルでもあるナイトダイビングに参加することができるのも宿泊ツアーの醍醐味でしょう。
遠征ツアー
遠征ツアーとは、伊豆七島や沖縄などの各離島、または海外など、飛行機やフェリーなどを使って移動が伴うツアーで、2泊3日以上の旅程で行うことが多いツアーです。
日帰り、宿泊、遠征と様々なダイビングツアーが開催されていますので、ご都合に合わせて参加し、ファンダイビングを楽しむことができるようになっています。
もちろん、ファンダビングだけではなく、ステップアップ講習を受講することもできますので、インストラクターに相談してみてください。
具体的には、どういう時にファンダイビングをして、どういう時にステップアップ講習を受講すれば良いのかということですが、これまでに経験したことがあるダイビングを行う場合にはファンダイビング、これまでに経験したことがないダイビングを行う場合はステップアップ講習を受講するようにしましょう。
憧れのダイビングスポットで潜るには?
潜ってみたい海、行ってみたい場所によって、受講すべきステップアップ講習の種類は異なります。ここからは、憧れのダイビングスポットで潜れるようになる方法を3ステップでお伝えします。
- 潜ってみたい海など、目標を決定しましょう。
目標がいくつかある場合は、すべてリストアップしておくと良いでしょう。宮古島、石垣島などの場所でもいいですし、マンタ、ジンベエザメなどの生物観察を目標にする方もいます。 - 目標となるダイビングをいつまでに実施したいか決めましょう。
いつまでに、そこで潜れるようになりたいかによって、ダイビング経験をする頻度が異なります。それまでに数回のダイビング経験をする必要がある場合もあります。 - インストラクターと一緒にプランニングをする。
潜りたい場所や経験したいダイビングスタイルによってステップアップ講習を複数受講する必要もありますので、どのような順番で、どのようなタイミングで受講するか、無理なく計画を立てましょう。
インストラクターが一人一人にベストなプランを考えて、提案してくれます。それをクリアすることによって、潜ってみたい場所など、憧れの海でダイビングをすることができるようになるでしょう。
まとめ
マレアは東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、沖縄(沖縄本島、宮古島、石垣島)でダイビングショップを展開しており、各エリアにより、ダイビングツアーで潜りに行く場所は様々です。
沖縄の海でファンダイビングがしたい場合は沖縄にあるマレア、九州の海を楽しみたい場合はマレア福岡博多店、伊豆の海で楽しみたい場合は東京や神奈川にあるマレアをご利用いただければ、各ダイビングエリアで楽しむことができます。引っ越しや転勤、長期出張先の店舗でダイビングに参加される方もいます。
また、ご自宅の近くにあるマレアをご利用することで、気軽に日帰りでファンダイビングに参加することもできますので、お忙しい方でも、ご自身の予定や都合に合わせて、ダイビングを趣味として続けていく環境をご用意しています。
ぜひ、ライセンスを取得したあとは、「やってみたい!」を実現するために、マレアのインストラクターにご相談ください。
ダイビングスクール マレアを利用すれば日本全国の海でダイビングを楽しむことができます。また、初心者ツアーや上級者ツアーなど、ライセンスの種類(ランク)によって参加できるダイビングツアーやチームを分けていますので、ご自身のレベルに合わせて十分に楽しむことができるようにしています。
ダイビングスクール マレア東京店
PADI IDCスタッフ・インストラクター
店長 兒玉 和也 (KAZUYA KODAMA)