ダイビングライセンスを取得するのにかかる費用とは?

更新日:2023.07.20.Thu   投稿日:2023.02.07.Tue

ダイビングライセンス取得キャンペーン

ダイビングライセンスの取得は総額でいくら?

各ダイビングショップのホームページの目立つ場所に、「ライセンス講習代 ○○円」などと表記されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか?
実はダイビングショップによって、ライセンス講習費用は様々!
また、表示している料金に含まれているもの、含まれていないものも様々なのです。この項では、ダイビングライセンスを取得するのに、いったい総額でいくらかかるのか?別途で費用が発生しそうな項目を整理してお伝えいたします。

※ダイビングショップによっては、下記に記載する内容とは異なる場合もありますので、詳細はお問い合わせください。

ライセンス講習代

「ライセンス講習代」には、教材代(ログブックも含む)、学科講習・プール講習・海洋実習の指導料、シリンダー(タンク)やウエイト(重り)のレンタル料、プール講習や海洋講習で使用する施設使用料などが含まれているのが一般的です。また、ライセンス講習中にお客様が怪我や事故をした際の保険料などが含まれています。

ダイビングショップによっては、共用のプール施設を使用することから、別途、プール使用料が発生する場合や海洋実習の施設利用料が含まれていない場合もあります。

レンタル器材代

プール講習、海洋講習ではダイビング器材を使って練習をします。ご自身のダイビング器材を購入してダイビングを始める方はレンタル代の支払いは必要ありませんが、ご自身のダイビング器材を何も購入せずにライセンス講習を受講する場合は、ショップが用意するレンタル器材を使用します。ダイビングショップによっては、「ライセンス講習代」の中にレンタル器材代が含まれている場合もありますが、頻繁に潜ることが多い都市部のスクールではご自身のダイビング器材を購入する方も多くいることから、ライセンス講習代とは別に、必要な分のレンタル器材代を設定しているダイビングショップが一般的です。

資格申請料

すべての講習(学科講習・プール講習・海洋講習)が修了したら、資格(Cカード)の認定手続きを行います。その際にかかる発行手数料のことです。この資格申請料は、講習終了後に必ず必要な費用です。資格申請料も「ライセンス講習代」に含まれている場合もありますが、もし、講習をすべて修了することができなかった場合には支払う必要がない費用になります。

宿泊費

海洋実習は2日間で合計4回のダイビングを実施します。海洋講習を宿泊で参加する場合は別途、宿泊費用が必要になるダイビングショップが一般的です。ダイビングショップによって海洋講習の開催方法は様々で、近場の海への日帰り×2回で開催しているショップもあれば、伊豆半島や紀伊半島への宿泊(1泊2日)ツアーで開催しているショップ、日帰りor宿泊のどちらかから選べるショップなど様々です。当然ですが、日帰りで海洋講習を参加する場合に宿泊費はかかりません。

交通費・送迎

ほとんどのダイビングショップでは、「ショップ⇔海洋講習地」までの往復無料送迎を実施していますが、中には現地集合解散のダイビングショップも存在します。現地集合解散のダイビングショップでは当然ながら自力で海洋講習地まで行く必要があり、電車で行く場合はダイビング器材と着替え、手荷物を持って移動するので、とても大変です。

また、電車移動だと別途交通費(電車賃)がかかり、余計な費用が発生することにもなります。ご自身の車で海洋講習地まで行く場合も同様、ガソリン代や高速代などの費用が発生することになります。ご自身で車を運転していく場合に注意していただきたいのが、交通事故です。初めてのダイビングは想像以上に疲れてしまいます。その疲れた状態での運転はとても危険です。
そのため、海洋講習地まで無料送迎をしてくれるダイビングショップを選ぶことをオススメいたします。

費用の総額

ライセンス講習代+レンタル器材代+資格申請料+宿泊費+交通費=総額
ここまでをしっかり計算し、総額の見積もりを確認した上でコースに申し込みましょう。

ダイビングライセンス取得にかかる期間

ダイビングライセンスを取得するのにあたり、総額でいくらかかる?
ダイビングライセンス取得にかかる時間は、各団体で異なります。マレアの「PADI オープンウォーター・ダイバー・コース」のeラーニングプランなら最短4日間で取得可能です。
通常は2日間の学科講習・2日間のプール講習・2日間の海洋講習と計6日間の講習を受ける必要がありますが、学科講習を自宅のPCで受ければ最短4日間で取得できます。

また、マレアは追加講習の追加料金は一切不要なのも嬉しいポイントです。ダイビングライセンスを取得するためには、一定の条件を満たさなければなりません。条件をクリアできなかった場合には、追加講習を受講してクリアを目指します。通常、追加講習を受ける場合には追加料金が発生します。

しかし、マレアでは、学科・プール・海洋すべての講習の追加講習を、追加料金なしで受講可能です。ただし、追加講習が発生すれば当然取得にかかる日数も長くなるため、早めに取得したい場合には、通常の講習期間内に合格を目指しましょう。

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※この記事は2021年6月18日に公開されたものを随時更新しています。

ダイビングライセンス講習の参加条件

ダイビングライセンスの講習の参加には、BSAC、NAUI、SSIなど各指導団体で条件があります。PADIの場合は、10歳以上であれば参加可能です。身体的、精神的に健康であれば誰でも参加できます。ただし、パニックに陥りやすい閉所恐怖症、高所恐怖症の方はインストラクターに相談しながら慎重に講習を進めましょう。

45歳以上で喫煙者の方や、60歳以上の方は、肺や循環器の機能に問題がないかを医師のメディカルチェックが必要となる場合があります。ダイビングスクールマレアでは安全にダイビングを楽しむためにコースお申込み前に「PADI病歴診断書」のご提出をお願いしております。

体力に自信のない方や、他のダイバーにペースを合わせてついていくのが大変という方も多くいます。その場合、ダイビングショップによっては他の方と一緒に講習をおこなわず、インストラクターがつきっきりでご自身のペースでライセンス取得をすることもできます。その場合、「マンツーマン料金」や「プライベート料金」が発生することがありますので、こちらも事前に確認しておきましょう。

購入を検討すべきダイビング器材

ダイビング器材は購入しなければいけないの?レンタル器材でもできる?
ダイビング器材は、すべて購入して揃える必要はなく、レンタル器材を借りてダイビングライセンスを取得しても問題ありません。しかし、器材が変わると使い勝手や操作方法も変わるため、動作に支障をきたす場合もあります。
各レンタル器材のサイズは使用する器材メーカーごとに違い、提供される器材もレンタルする方の潜られるタイミングですので、お店から同一のレンタルを使い続ける事も難しいのが実情です。ご自身の体型を把握し、フィットした器材を使用して潜ると早く上達し、ダイビングが楽しめるので器材の購入も検討しましょう。

まずは軽器材から【マスク、スノーケル、フィンなど】

ダイビング器材を購入する場合、価格の安い順番に揃えていくのが一般的です。
まずはマスク、スノーケル、フィンなどの軽器材類から揃えましょう。

マスクは顔にぴったりとフィットする製品を選びましょう。フィットしていないマスクを使用して海に潜ると、水圧によりマスクの中に水が侵入してしまいます。
スノーケルは、穏やかな水面を泳ぐ際に必要です。スノーケル全体の大きさとマウスピースの大きさ、どちらも最適な製品を選びましょう。大きすぎても小さすぎても呼吸が難しくなります。男女共用サイズではなく女性用にデザインされたマウスピースが付いたスノーケルも選べるメーカーもありますのでインストラクターに相談しましょう。
フィンは自分の脚力に適した重さ・着用するスーツに合わせてフィンのタイプを選びましょう。例えば、ウェットスーツを着用する方はウェットスーツ用のフィン。ドライスーツを着用する方はウェットスーツ用のフィンより比重の重いドライスーツ用のフィンを着用する事でバランスよく泳ぐ事も可能です。フィンは見た目が似ていますが、スーツに合わせたフィンを選択しましょう。

快適に泳ぐために【保護スーツ】

体にフィットしたスーツ着用が上達の鍵です。スーツは大きく分けてウェットスーツと、ドライスーツの2種類に分けられます。
ウェットスーツは、比較的ほとんどのショップで取り扱っており、デザインもサイズも豊富。水温が23度以上の場合に適しています。伊豆エリアでは7月~9月末・沖縄では5月GW~11月末までが着用の目安です。
ドライスーツは、保温性が高く、水温が22度以下の場合に適しています。ただし、デザインもサイズも種類が少なく、取扱いのないショップも多いため、オーダーメイドで注文しましょう。レンタルのサイズが合わない可能性や体型の幅で空気溜まりが多くでき、バランスを崩しやすいサイズの可能性もある為、着用前や着用後にインストラクターにご相談ください。
ウェットスーツの相場は7万円〜15万円、ドライスーツの相場は15〜30万円です。

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ダイビング初心者必見!失敗しないダイビングスーツの選び方

ダイバーの必須アイテム【ダイブコンピューター】

ダイブコンピューターは、安全なダイビングのために役立つアイテムです。ダイブコンピューターには、「今いる水深にあと何分滞在できるか」や「今いる水深の深さ」などが表示されます。ダイブコンピューターの表示に基づいてダイビングすれば、減圧症のリスクを軽減でき、安全にダイビングを楽しむことができます。
最新のものはBluetoothでデータをスマホやPCに転送できるものもあり記録を多様に残す事もできます。データを活用し、より安全にダイビングを楽しむ事も可能です。
ダイブコンピューターの相場は7〜13万円です。

【関連記事】
安全なダイビングに必須!ダイブコンピューターの基本と選び方を解説

マイ重器材で操作に慣れる【レギュレーター・BCD】

重器材は機種それぞれで細部の操作方法が異なります。そのため、ご自身の重器材を使って操作に慣れれば毎回のダイビングでパニックになる心配はありません。
レギュレーターセットの相場は8万円〜20万円、BCDの相場は5万円から18万円です。メーカーや商品のグレードにより、どちらも価格が大きく変わります。しかし、どのレギュレーターやBCDでも安全にダイビングを楽しめますが、あまり価格の安い器材を選んで使用時の破損やメンテナンス時の費用、希望のダイビングにより買い替えが発生する問題が出る事もあります。インストラクターと相談し目標や予算に合った器材を購入しましょう。

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まとめ

ダイビングライセンスを取得するのにかかる費用は、Webサイトに掲載されている講習料金だけではなく、期間内に講習をクリアできなかった場合の追加ダイビング代や補講代があります。人数が少ない場合のプライベート開催料金、他の方にペースを合わせられなかった場合のマンツーマン料金も確認しておきましょう。

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スキューバダイビングは、シュノーケリングやスキンダイビングと違って、泳力や体力でスキルに差が出るのではなく「スキューバ器材を使いこなせるか」がスキルアップに重要なポイントです。器材をレンタルで始めるか、購入して始めるか悩んでいる方は、こちらの記事もご覧ください。

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