沖縄でダイビングライセンスを取得するにはどうしたらいいの?
更新日:2023.04.12.Wed   投稿日:2021.06.24.Thu目次
世界屈指のダイビングスポット!沖縄でダイビングライセンスを取得する場合、まず行うのは、2泊3日以上の旅行を計画すること!ダイビングライセンスを取得するための旅行になるため、通常の観光旅行とは異なり、飛行機搭乗の時間など様々な制約もあります。その点も踏まえて、沖縄でCカードを取得するまでの道のりをお伝えいたします。
沖縄旅行の計画は何泊で日程を組めばいい?
沖縄でダイビングがしたい!という方はとても多いのではないでしょうか?
沖縄の海は通年で透明度が良く(平均20m以上)、カラフルな魚もいっぱい!まさにテレビやYouTubeなどの映像で見た、そのままの光景が海の中に広がっています。
今や、沖縄の海は世界屈指のダイビングエリアとも言われており、世界中から毎年900万人以上の観光客が来沖しているのです。
世界屈指のダイビングスポットである沖縄でダイビングライセンスを取得する場合、まず行うのは、旅行を計画すること!ダイビングライセンスを取得するための旅行になるため、通常の観光旅行とは異なり、様々な制約などもあります。その点も踏まえて、お伝えいたします。
旅行計画をする際にご注意していただきたい点は3つあります。
1つめが時期です
沖縄旅行で特に人気があるシーズンと言えば、やはり夏(6月~9月)です。
その時期は基本的に混雑し、非常に予約が取りにくいシーズンですので、早めの旅行計画をすると良いでしょう。早めと言っても、いつぐらいから計画したらいいのか?」
具体的に申し上げますと、夏季の週末や連休に予約をするのであれば、旅行予定日の半年前ぐらいには計画を開始した方が良いでしょう。また、旅行開始日の4カ月前には予約することをオススメします。
予約をするのが直前になってしまうと、計画した日程で予定が組めなかったり、予約ができたとしても、飛行機も遅い時間の便しか空いていなかったりと、やや不都合が生じる場合があります。
連休や週末を絡めて旅行を計画する場合は、特に早めの計画を。そして、航空券やホテルの予約を行うようにしましょう。
2つめは旅行日程です
沖縄でダイビングライセンスを取得するだけが目的なのか、または観光もしたいのかによって計画する日程は異なります。
ダイビングライセンス講習を行うには最低3日間が必要です。ですので、4泊5日の日程があれば比較的ゆとりをもってライセンス講習に参加できるでしょう。お仕事の都合などで4泊5日の旅行計画することが難しい場合には、沖縄に到着する時間が早い飛行機の便を予約して、沖縄到着日の午後からライセンス講習を行えば3泊4日でも取得が可能です。
3つめは飛行機の時間です
特にご注意いただきたいのが、復路便(帰りの便)です。ダイビング後は減圧症という気圧の変化で生じる障害を予防する為に、飛行機搭乗までに18時間~24時間以上を空ける必要があるのです。
復路便は可能な限り、17時以降の便で予約することをオススメします。万が一、早い時間の飛行機でしか予約ができなかった場合は、飛行機の時間から逆算し、24時間前にはダイビングを終えておく必要があります。
沖縄はたくさんのダイビングショップがある
インターネットで「沖縄 ダイビング」「沖縄 ダイビングライセンス」などと、検索をすると、たくさんのダイビングショップを目にすることができます。ダイビングショップによっては、ライセンス講習の料金も日程も発行されるCカードの団体も様々!
ここでは4つのポイントを紹介します。
料金の総額について
ウェブサイトを見ていると、とても安価な料金でライセンス講習を実施しているダイビングショップも見られます。しかし、その価格には含まれていないものが多く、結果として追加料金を請求されて金銭トラブルの原因になります。
講習開始前に、ライセンス講習代には何が含まれていて、何が含まれていないかなど、ライセンス講習終了までに総額でいくらかかるのかを確認するようにしてください。
ダイビングショップによっては下記が別途費用としてかかる場合があります。
- レンタル器材代
- 講習用教材代(eラーニング代)
- Cカード申請代
- ボートダイビング代
分かりやすい料金体系のダイビングショップが安心です。
送迎付きか?
ホテルから海までの送迎を実施しているダイビングショップもあれば、送迎を行っていないダイビングショップもあります。沖縄は本州ほど公共交通機関の整備がされていないことから海への現地集合が難しく、送迎付きではないダイビングショップを利用する際はレンタカーの手配も必要になってきます。
知らない土地で車を運転するのは、知っている土地で運転するよりも何倍も気をつかいます。また旅行中に交通事故を起こしては、せっかくの楽しい旅行も台無しになってしまいます。「ホテル⇔ダイビングショップの送迎」、沖縄に到着した日からダイビングをする場合は「空港⇔ダイビングショップ」の送迎をしてくれるダイビングショップを選ぶことをオススメいたします。
プールを使って講習を行うか?
ライセンス講習は3つのセクション(学科講習・プール講習・海洋講習)で構成されており、その中で特に重要なのはスキルを習得するためのプール講習です。ダイビングショップによっては、施設利用料の節約や取得時間を短くするためにスキル練習をプールで行わずに、足が着く浅い海で行う場合もあります。
プール講習は基礎技術を身に着けるにあたってとても重要なセクションなので、波がなく穏やかな環境でしっかりと時間をかけて練習することは、Cカード取得後のダイビングライフに大きく影響するでしょう。
また、濁りや塩水を誤飲するストレスの少ないプール講習でしっかり練習することで、海洋講習がより安全に楽しむことができるようになります。特に泳ぎが苦手な方や初めてのダイビングに不安がある方は、プールを使って講習を行っているダイビングショップを選ぶようにしましょう。
ライセンス取得後のフォローがあるか
ライセンスを取得する理由は「ダイビングを楽しむため!」ですよね?そのため、ライセンスを取得した後のダイビング活動をサポートしてくれるダイビングショップを選ぶことで、ダイビングライフがより充実したものになるでしょう。
沖縄には、体験ダイビング専門店やCカード取得講習の専門店が数多くあります。定期的に通ってステップアップ講習を受講できるように、開催コースが多く、リピーター向けのツアーがあるショップを選びましょう。
沖縄でライセンス取得講習の予約をする方法は?
利用したいダイビングショップが決まったら予約をしましょう。
ここでは主な予約方法を2つご紹介します。
1つ目は、ダイビングショップに電話やメール、フォームから直接、予約をする方法です。
基本的にダイビングショップでは、ダイビング予約のみを受付けており、ホテルや航空券の予約は別途行う必要があります。まずは、希望日程でダイビングの予約が取れるかを確認するようにしましょう。
ダイビング予約が取れることを確認した後、ホテルと航空券の予約をすると良いでしょう。
予約の順番:ダイビング → ホテル → 航空券
なぜ、この順番で予約するのがベストなのかと言いますと、一番キャンセルしにくいのが、航空券だからです。航空券の種類によっては、キャンセル不可の場合もありますので、ダイビングとホテルの予約が完了してから、航空券を予約することをオススメいたします。
2つ目の予約方法は、旅行会社で航空券・ホテル・ライセンス講習がパックになったプランで申込む方法です。この方法は一括ですべての予約が完了するため、手間いらずで最も簡単な予約方法です。しかし、ダイビングショップによっては、旅行会社と提携しておらず、パックで申し込むことができない場合もありますので、まずは利用したいダイビングショップに連絡をして、旅行会社を経由で申し込むことができるかを確認すると良いでしょう。
初めてのダイビング旅行の場合は、旅行会社で航空券・ホテル・ライセンス講習がパックになったプランで申込む方法がオススメです。利用してみたいダイビングショップに連絡して提携している旅行会社を聞いてから予約をすると良いですね。
沖縄のライセンス講習の流れや特徴は?
沖縄でライセンス講習を行う一般的な流れや特徴をお伝えいたします。
旅行開始に先立って、講習用教材が自宅に送られてきます。
その教材を使って、まずは自宅学習を実施します。自宅学習の仕方は教材を読み、問題に答えるのが一般的です。自宅学習なしでもライセンス講習に参加することはできますが、自宅学習を済ませておくことで、沖縄での時間に余裕ができ、講習をスムーズに進めることができるでしょう。
自宅学習を推奨しているダイビングショップは旅行者への配慮が行き届いたダイビングショップとも言えるでしょう。
講習初日:学科講習からスタート
沖縄到着日もしくは到着日の翌日に、自宅学習した問題の答え合わせを実施します。また自宅学習をしても分からなかった箇所や不安なことを学科講習の時間で解消しましょう。学科講習の時間は約3時間程度です。最後にテストを実施しますので、しっかりお勉強しておく必要があります。
講習2日目:プール&海洋実習
学科講習を終えると、次にプール講習です。まずは、ダイビング器材の組み立て方法を学び、足の着く浅い場所から練習を開始し、徐々に深い場へと移動していきます。プール講習では主に、基本的な技術と緊急時の対処方法などを練習します。
初心者ライセンス講習では海で4回のダイビングを実施しますが、1日に4回も潜ることはルール上できないため、2日間に分けて海洋講習を行います。1日に2回潜るのが、体力的に一般的です。
ダイビングショップによっては、海洋講習をビーチダイビングで行う場合とボートダイビングで行う場合があります。ビーチダイビングかボートダイビングのどちらかを選ぶことができるようなら、初日は足が着くビーチダイビングが安心です。
講習3日目:海洋実習
2日目と同様、海で2回のダイビングを行います。2日目は、ぜひボートダイビングにチャレンジしてみてください。ボートダイビングは沖合に出てダイビングを行うので、サンゴの群生、魚の群れ、ウミガメなどを見ることができ、とても沖縄らしいダイビングポイントで潜れることでしょう。ステップアップコースのアドバンスドオープンウォーターダイバーに向けてボートダイブを経験できることは、沖縄でCカードを取得する魅力の一つです。
無事にすべての講習カリキュラムが修了したら、Cカードの申請手続きを行います。インストラクターの認定サイン入り証明書をもらえば、晴れてダイバーデビューです!
およそ2週間から1カ月で、ご自宅にCカード(ダイビングライセンス)が届きます。
委託紹介という方法がある!
前項では沖縄でダイビングライセンスを取得する一般的な流れと特徴をお伝えしましたが、ここからは沖縄でダイビングライセンスを取得する裏技?をお伝えいたします。
ライセンス講習には3つのセクション(学科講習・プール講習・海洋講習)があるとお伝えしましたが、ご自宅近くにあるダイビングショップ(都市型ショップ)と沖縄のダイビングショップ(現地型ショップ)の両方を利用して、ライセンス講習を受講する方法です。
この方法をPADIでは「委託紹介」と言います。
委託紹介制度を上手く使えば、学科講習のみ自宅近くの都市型ダイビングショップで受講し、プール講習と海洋講習は沖縄のダイビングショップで受講することができるのです。もちろん、学科講習とプール講習を自宅近くの都市型ダイビングショップで受講し、海洋講習のみ沖縄のダイビングショップで受講するという選択肢もあります。
委託紹介制度を使ってダイビングライセンスを取得したい場合には、まず、ご自宅近くにあるダイビングショップで相談してみましょう。しかし、どこのダイビングショップでも委託紹介を行っているわけではありませんので、電話などで聞いてみると良いでしょう。
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また、委託照会でのライセンス講習料金についてですが、2つ以上のダイビングショップを利用することになる関係上、1つのダイビングショップですべてを完結するよりも、やや料金が割高になることも頭に入れておいてください。これは、事務作業も含めて関わるインストラクター(人件費)が多いためです。
しかし、都市型ショップと沖縄のダイビングショップの両方を支店として展開しているマレアのようなダイビングショップでは、委託紹介で受講する為のコース料金設定もあります。委託紹介制度を使って効率よくダイビングライセンスを取得したい方は、そのようなダイビングショップを選ぶのが良いでしょう。
ダイビングスクール マレアは沖縄以外にも東京、横浜、名古屋、大阪、福岡に都市型ダイビングショップがありますので、毎年多くの方が委託紹介制度を利用してダイビングライセンスを取得されています。
まとめ
色々とご紹介してきましたが、皆さんはダイビングライセンスを取得したら、世界中の海でダイビングをすることができます。カラフルな魚たちに囲まれるダイビング、水中洞窟を探検するダイビング、イルカやマンタなど、大きな水中生物に遭遇することだって夢ではありません。しかし、ダイビングライセンスにはランクが存在し、ランクによって、潜れる深度や場所に制限が設けられています。
その制限を解除するにはランクアップ講習を受講することが必要です。また、ダイビングライセンスは自動車免許とは違い、更新がありません。思いっきり水中世界を楽しむためには、1年から2年ぐらいの期間はなるべく間隔を空けずにダイビング経験を積むことが大切です。
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しかし、頻繁に沖縄へ通うことは難しいですよね。
マレアでは、ダイビングライセンスを取得しようと思った方が続けていきやすい環境を作り、アフターフォローを大事にしています。
沖縄本島(那覇、宜野湾)、宮古島、石垣島の4店舗でも少人数での講習を徹底しており(沖縄本島・宮古島は自社ダイビングプールを完備)、スキルアップコースや遠征ツアーなど、一人一人に合わせたダイビングプランのご提案をしています。
また、沖縄で取得したけどすぐにまとまった休みが取れず、沖縄に行く機会が少なくなってしまった方に、東京、横浜、名古屋、大阪、福岡にある都市型ダイビングショップでのサポートが可能です。
いかがでしょうか?意外に知らなかったことや大事なことが多いですよね。せっかく始めようとしているダイビング。総合的なサポートや自分のニーズを考えて夢の水中世界にぜひ飛び込んでみてください!
ダイビングスクール マレア沖縄那覇店
PADIオープン・ウォーター・スクーバ・インストラクター
店長 佐藤 太一 (TAICHI SATO)